2018年8月30日木曜日

村田がラスベガスでV2戦 10.20ブラントと指名試合

 WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が30日、東京・九段下のホテルグランドパレスで記者会見を開き、10月20日(日本時間21日)米ラスベガスのパークシアターで同級2位ロブ・ブラント(米)と2度目の防衛戦を行うと発表した。

 村田がラスベガスのリングに立つのは15年11月、16年7月に次いで3度目だが、世界王者としてメインイベントで上がるリングはひと味もふた味も違うだろう。

 会見でマイクを握った村田は「中学生のときにずっと見ていたラスベガスの舞台。トリニダートとバルガスがマンダレイベイで試合をしている姿が鮮明に残っている。あんなインパクトのある試合をしたい」と声を弾ませた 。

 対戦相手のブラントはアマチュアで102勝22敗の戦績を残し、10年にはゴールデン・グローブスのL・ヘビー級で優勝。12年にプロデビューし、WBC米ミドル級王座、WBA北米ミドル級王座を獲得するなどキャリアを重ねた。

 プロでの戦績は23勝16KO1敗。唯一の敗北は昨年10月、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のS・ミドル級準々決勝で元L・ヘビー級世界王者ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)に判定負けしたものだ。

ブラント対策、村田ショートパンチを磨く

 ブラントについて田中繊大トレーナーは「スピードがあって手数の多い選手」と説明。村田は「キーポイントは僕がプレッシャーをかけて、彼が下がるかどうか。ショートをしっかり打ち、得意なロングからの右ストレートじゃなくてもプレシャーをかけたい。だいたい青写真は描けている」と試合をイメージした。

 この試合に勝利して、9月15日にラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるミドル級頂上対決、2団体王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)vsサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の勝者との対戦にこぎつける、というのが陣営の描くブランだ。

 村田もそのことは百も承知した上で「この試合に勝てば、次にだれとやりたいとか言う権利が生まれてくると思う」と発言。試合の模様が日本人選手として初めて動画配信サービス、DAZN(ダゾーン)で国内ライブ配信されることもあり、「必ずいい試合をして、ノックアウトして、面白い試合を提供したい」と意気込んだ。

 なお、DAZNの生中継は日本国内のみ。アメリカではケーブルテレビ局のESPNが中継する。試合会場のパークシアターは今年4月にオープンしたばかりで、収容人数は5500人。