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2018年8月30日 23時58分
2018年8月30日 15時49分
WBA世界ミドル級王者、村田諒太(帝拳)のV2戦が発表されたが、対戦決定までの交渉過程は紆余曲折だった。帝拳ジムの本田明彦会長によると、当初はジェイソン・クイッグリー(アイルランド)を相手に交渉を進め、WBAもこれを認めていたという。しかし、WBAが突然ブラントとの指名試合を通告したことで事態が複雑化した。
これを受けてブラントとの交渉がスタートするかに思えたが、ブラント側が法外なファイトマネーを要求してきたため、村田陣営は王座はく奪も覚悟でクイッグリーとの試合を強行する方向に舵を切りかけた。
村田側は入札にも参加せず、ブラント側が興行権を落札。しかし、最終的に中継局の後ろ盾を失ったブラント側が譲歩したことで交渉がまとまったという。
村田はこの試合の先に、9月に対戦するWBAスーパー&WBC王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)とサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の勝者との対戦を目指している。
ゴロフキンやカネロと対戦するためには、「ただ勝てばいいというわけじゃない。アメリカで村田が本当に強いのかを見せないといけない」(浜田剛史代表)という事情があり、ブラントよりも好戦的で、試合の面白くなりそうなクイッグリー戦で村田を全米にアピールしよう考えた。
クイッグリーはカネロと同じゴールデンボーイ・プロモーションズと契約しており、カネロがゴロフキンに勝利した場合に交渉しやすい、という計算もあったという。
本田会長、浜田代表がそろってKO指令
それでもブラントとの試合が決まったからには「KOしにくい相手だけど、今回はKOを狙わせる」と本田会長。浜田代表も同じようにノックアウトを指令した。
村田は「僕はハッピー。指名試合をやらないで、逃げたと思われるのが嫌だった。指名試合というのが一番のモチベーションになっている」とブラント戦を歓迎しながらも、交渉の過程でブラント陣営からリスペクトを感じず「感情的になっている自分がいる。感情に振り回されないようにしたい」とも話した。
本田会長によると、交渉が難航したのは人気の高いミドル級であること、DAZNのアメリカ進出で選手の獲得競争が激化していることなどが背景にあるという。いずれにしても村田にできることは己の拳でインパクトのある勝利を見せつけることだ。
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