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清水聡がSFe級でWBOアジア戦 盟友の村田と同舞台

2019年5月23日 17時56分

 OPBFフェザー級王者の清水聡(大橋)が7月12日、エディオンアリーナ大阪第一競技場で、WBOアジアパシフィックS・フェザー級王者ジョー・ノイナイ(比)に挑戦することになった。大橋ジムが23日発表した。

2階級で世界を狙っていく清水

 ロンドン五輪銅メダリストの清水はデビューから8連続KO勝利でOPBF王座は4度防衛。すでに世界ランキングもIBF3位につけて世界挑戦のウェイティングサークルに入っているが、今回は「チャンスを広げる」(大橋秀行会長)ために、S・フェザー級で試運転することになった。

 記者会見した清水は「フェザー級でもできるけど、S・フェザー級で元気に動けるのもいいのかなと。アマチュア時代は60キロでもやっていたので問題はない」と両階級で世界を狙っていく決意を示した。

 IBFフェザー級は王者ジョシュ・ウォーリントン(英)が6月15日、イギリスで同級1位キッド・ギャラード(英)と防衛戦を行う。大橋会長によると、3位にランクされる清水に挑戦者決定戦のチャンスが回ってくる可能性がある。この場合、対戦相手で最も優先順位が高いのは4位の阿部麗也(KG大和)となる。

 一方で大橋会長は「あらゆる可能性を否定しない」とも話しており、IBFフェザー級だけに照準を絞るのではなく、他団体王者、S・フェザー級も視野に入れているとのこと。WBO・S・フェザー級7位のノイナイに勝てばWBOランク入りも確実で、そうなるとWBO同級王者の伊藤雅雪(横浜光)もターゲットだ。

「勝って村田にプレッシャーをかけたい」

 かつて三迫ジムと契約しジョー・ミサコのリングネームで戦っていたこともあるノイナイ(17勝6KO2敗1分)は4月、元日本フェザー級王者の坂晃典(仲里)との王座決定戦を2回KOで制して戴冠。勢いに乗っている。

 決して楽な相手ではないが、清水は「パンチをもらわず、ダイヤモンド(レフト)を当てる」と9連続KO勝ちを宣言。メインでWBAミドル級王者ロブ・ブラント(米)との再戦に挑む盟友、村田諒太(帝拳)に向けては「自分が勝ってプレッシャーをかけたい」とジャブを飛ばした。

 同じリングではWBC世界L・フライ級王者の拳四朗(BMB)が指名挑戦者ジョナサン・タコニン(比)を迎えての6度目の防衛戦も行われる。

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