谷口将隆は届かず…サンティアゴが防衛

3日夜、後楽園ホールでゴングが鳴ったWBA&WBO世界L・フライ級戦は、挑戦者の谷口将隆(ワタナベ)が王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に3-0判定負け、2冠奪取はならなかった。サンティアゴはこれで現WBC王者の岩田翔吉、高見亨介(ともに帝拳)に続き、日本で3連勝。

谷口に右を痛打するサンティアゴ㊧

 

打つと退くをうまくミックスさせてスタートしたサウスポー谷口に対し、サンティアゴの反応も鋭い。初回から目の離せないやり取りが繰り広げられた。重心を下げてかける谷口のプレスはシャープでパワーもある反面、サンティアゴの合わせるパンチも危険なタイミングを持っていた。

最初のヤマ場は5回、谷口のフックをかわしたサンティアゴが右フックを合わせると谷口が一回転してダウン。立ち上がった谷口の動きはダメージを引きずるほどではなかったが、サンティアゴに好感触を残しただろう。サンティアゴは挽回を図る谷口の足運びが大きくなると、左右にステップを踏んで楽々と外してはパンチを返す。

8回、谷口は巧妙にサンティアゴを追って左ストレート。すぐさまムキになって三発四発と打ち返すサンティアゴ。終盤になってもチャンピオンのすばしっこさと言ったらない。10回、ボディーへのラッシュから仕掛けた谷口は顔面を狙って攻めを強めたものの、小回りの利くサンティアゴは旋回するように動きながら左右ストレート。そこを谷口の左パンチがとらえる瞬間もあったが、それ以上のヒットは難しい。

最終回の谷口は一層攻めを強めた。しかしリングを広く使うサンティアゴも動きながらパンチを出し続けてゴールイン。スコアは114-113、116-111、117-110で赤コーナーのサンティアゴ。谷口の仕上がりもよかったが、その上を行くサンティアゴのボクシングだった。「谷口選手の非常に勇敢な戦いを称えたい」と語っていた。今後について「少し休息をとる」としつつ、「日本でまた戦いたい」とか。谷口はWBOミニマム級に続く2階級制覇に失敗した。

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