富岡樹が再起戦に勝利 スパタに3-0勝ち、今後は日本ライト級王座狙う

14日後楽園ホールのメインはライト級8回戦。日本同級7位の富岡樹(角海老宝石)がアイザック・スパタ(中日)に3-0判定勝ちした。スコアは78-74に79-73が2者。富岡は李健太(帝拳)のWBOアジアパシフィックS・ライト級王座に挑んで以来の再起戦だった。=観衆920人=

スパタを下して再起した富岡㊨ Naoki Fukuda

対戦相手のスパタも現日本王者渡来美響(横浜光)に敗れて以来の試合。渡来戦とはやや異なり積極的に打ってくるスパタに対し、富岡は冷静に対処してコンパクトなパンチを返す。しかし潜ってくるようなスパタのラフな出方にバッティングで左目上をカットするハンデも。

4回、富岡は左ボディーをカウンターで決めてスパタをロープに詰める見せ場をつくった。終盤スパタもフィジカル面の強みを生かして対抗するが、富岡は随所に左ボディーなどでポイントをピックアップ。右目下を腫らしつつ、最終回も腹から顔面へのコンビネーションでスパタを制した。

「(スパタは)強かったです。でも僕も再起戦で、気持ちを見せた試合をしたかった」と富岡。今後はライト級で日本タイトルを狙うという。これで15勝5KO7敗2分。ウェルター級王者セムジュ・デビッドの実弟スパタは9勝7KO2敗。

■元世界王者ツナミ久々に国内戦
セミでは元女子世界王者の天海ツナミ(山木)がピーヤラック・セーンポーグラーン(タイ)に3回44秒TKO勝ち。開始から多彩なパンチでタイを引き離し、3回に岡庭冴美主審のストップを呼び込んだ。ツナミはこれが約3年ぶりの日本のリングで、自身の連敗を2でストップした。この日が51戦目のツナミは34勝20KO16敗1分。ピーヤラックは11勝8KO7敗。

ツナミは「勝ったのはホッとしています。こんなにたくさんの人に応援してもらってうれしい。次の試合、次のタイトルに向けて、少しでもレベルが上げられるよう頑張りたい」と語った。

カブリロスを仕留めた李 Naoki Fukuda

◆S・フェザー級8回戦
李鎮宇(DANGAN)[KO4回1分2秒]ブライアン・カブリロス(比)
若いカブリロス(8勝5KO2敗1分)のワイルドな攻撃に対し、李はカバーで決定打を避け、カウンターの右クロスや左ボディー。的確性でパンチのラリーをリードする。3回には、タイミングをずらした左ボディージャブを入れてカブリロスをダウン。

4回、接近戦のアッパーで小突いてから左ボディーアッパー。カブリロス再び顔をしかめてダウンして、悔しそうに10カウントを聞いた。李は14勝9KO1敗1分。

◆58キロ契約8回戦
龍王(角海老宝石)[TKO7回2分34秒]山名生竜(HKS)
フェザー級寄りの契約体重(58キロ)で行われたサウスポー対決。ジャブの差し合いでは龍王だが、序盤は正面からの攻防が多く、山名のアッパーなど被弾も免れなかった。4回は右ジャブを効果的に使っていたが、ラウンド終盤は山名の左クロスで安心していられない。

それでも龍王は精力的なボクシングを続け、迎えた7回、左オーバーハンドで山名のヒザを折ると、すかさずラッシュ。山名もよく粘っていたがレフェリー飯田がここでストップをかけた。龍王は13勝8KO4敗1分。山名は7勝4KO7敗1分となった。

◆S・ライト級6回戦
倉持廉汰(本望)[判定3-0]大場翔(一力)

◆ミドル級6回戦
吉野健二(角海老宝石)[判定3-0]為田真生(W日立)

◆S・ライト級4回戦
望月綾人(伴流)[TKO1回1分11秒]田中奨竜(協栄)

◆ライト級4回戦
山本祥吾(DANGAN)[判定2-0]中野卓(スターロード)

試合結果(日本語)
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