元王者ジェイソン・マロニー再起2連勝

現地時間23日、オーストラリアのブリスベンにあるフォーティチュード・ミュージック・ホールにてIBFインターコンチネンタル・バンタム級王座決定戦が行われ、IBF9位で元WBO王者のジェイソン・マロニー(豪州/117.7ポンド)がアンドレ・ドノバン(米国/117ポンド)に10回判定勝利を収め、新王者となった。スコアは全ジャッジが97-92。

サウスポーのドノバンが軽快なフットワークで、絶えずポジションを変えながら右を突き、マロニーは落ち着きながらプレスを掛ける序盤。マロニーはドノバンの体が流れたところへ右や左フックをコツコツと当てていき、5ラウンドにはいい左ボディーフックを打ち込んだ。前に出て体を預けるのみといった場面が徐々に増えるドノバンだが、フットワークに加えてスイッチを混ぜながらクリンチを多用し、マロニーが詰め切れないまま終盤へ。

8ラウンド、フィリップ・ホリディ(豪州)レフェリーはドノバンに対しホールディングの減点1を科したが、スタミナを消費したマロニーもドノバンの左右の動きに付いていけずガス欠の兆候。最終回、息を吹き返したかドノバンが余力を振り絞り前進、偶然のバッティングでマロニーが右眉上から出血するとドクターチェックが入った。再開後、ドノバンがガンガン距離を詰め、マロニーがさばく中でゴングが鳴っている。35歳のマロニーは29勝20KO4敗とし武居由樹(大橋)、那須川天心(帝拳)との2連敗から再起2連勝。一方、豪州デビュー戦を黒星とした29歳のドノバンは12勝8KO3敗。

■世界2位ウォレスKO勝ち

セミファイナルの81.0㎏契約8回戦はIBFライトヘビー級2位のコナー・ウォレス(豪州/80.85kg)が元WBCラテン・ライトヘビー級王者のガブリエル・セケイラ(アルゼンチン/80.3kg)に6ラウンド2分59秒KO勝利。

身長で19センチ、リーチは18センチ上回るサウスポーのウォレスが開始からペースを握った。セケイラは「もっと打ってこい」と挑発する素振りを見せつつ、時折大きな左右フックを振るうため、ウォレスも詰め切れず迎えた5ラウンドに左ボディーでセケイラがダウン。ゴングに逃げ込んだセケイラだったが6ラウンド終了間際にウォレスの連打を食うと自ら膝を着き2度目のダウン、そのまま10カウントを聞いた。30歳のウォレスは17勝12KO1敗。WBOで6位、WBCでも11位にランクされている。38歳のセケイラは28勝19KO14敗2分。

IBFパンパシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチは王者でIBF13位のベン・マホニー(豪州/153.4ポンド)がダン・ヒル(豪州/153.4ポンド)に10回3-0判定勝利し、王座を防衛した(96-94、97-93、97-93)。

開始からガンガン距離を詰めるヒルに対し、王者がロープを背にサークリングしながらさばくラウンドが続いた。最終回こそマホニーがパンチをまとめる場面を作ったが、世界ランカーらしさを見せることはできず。ブーイングも聞こえる中で勝利者インタビューに応じた31歳のマホニーは17勝9KO1分。判定に不満を見せた29歳のヒルは7勝3KO3敗。

スーパーミドル級8回戦。WBOアジアパシフィック1位のマックス・マッキンタイア(豪州/167.5ポンド)がOPBF東洋太平洋ミドル級11位のテイジ・プラタップ・シン(インド/167.4ポンド)に8ラウンド55秒TKO勝利。サウスポー、シンの前進に手を焼きながらも最後はパンチをまとめてタオル投入に持ち込んだ21歳のマッキンタイアは10戦全勝9KO。39歳のシンは20勝9KO9敗3分1ノーコンテスト。

ライトヘビー級8回戦。OPBF東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのクルーザー級トップコンテンダー、オースティン・アオクソ(豪州/174.8ポンド)がウラム・トゥラケ(中国/174ポンド)に初回2分21秒TKO勝利。左ストレートで2度のダウンを奪い快勝の27歳、アオクソは11戦全勝5KO。IBFパンパシフィック・ライトヘビー級王者パオロは1歳上の実兄である。いいところなく敗れた32歳のトゥラケは13勝8KO5敗1分。

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