ラバー初黒星 アンジェレッティが世界挑戦権

6日、愛知県国際展示場ホールA(Aichi Sky Expo=愛知県常滑市)の「3150FIGHT 10」で行われたIBFバンタム級挑戦者決定12回戦は、6位のマイケル・アンジェレッティ(米)が3位のケネス・ラバー(比)に2-1判定勝ち(スコアは116-111、115-112、112-115)。無敗の世界トップランカー対決を制し、王者ホセ・サラス・レイジェス(メキシコ)への挑戦権を獲得した。

ラバーに初黒星をなすりつけたアンジェレッティ

強い踏み込みから左ストレートの強打を打ち込むサウスポーのラバーに、アンジェレッティは深く間合いを取りながら左フックを再三引っかける。

2回、ラバーは左ストレートをボディーに送りプレスを強めると、アンジェレッティの右腕の外から左を巻き込んでダウンを奪う。これは足を踏まれてバランスを崩していたアンジェレッティにとって、きわめて不運なものだった。

勢いに乗っていきたいラバーだったが、アンジェレッティはラバーの突進を巧みにいなして体を入れ替え、ラバーにロープを背負わせて攻める場面も。ラバーは攻撃面だけでなく、ロープ際での回避能力を披露することになるが、自慢の攻撃力は徐々にしぼむ展開に。

中盤に入ると、アンジェレッティが迫力ある右を打ち始め、ラバーにプレスをかけるシーンが増え始める。ラバーは左から飛び跳ねての右を打ち込むなどして打開を図ろうとするが、アンジェレッティは引いてよし、前に出てよしの巧みなボクシングを展開していく。

10回、アンジェレッティがラバーをコーナーに詰めて連打。右ショートを立て続けにヒットすると、長い空間を左足で築いては、速く長い左ジャブでラバーをコントロールした。

ラバーも最後まで左強打を狙い続けたものの、アンジェレッティはガードとステップ、体の寄せによる防御力で上回り、攻撃面でも左右をバランスよく使える多彩さを発揮。左強打一辺倒でそれをかわされるラバーとの差は明白だった。

アンジェレッティ(29歳)は15勝8KO。初黒星のラバー(23歳)は17勝12KO1敗。

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