ウェルター級新鋭対決は矢野翔斗に軍配 宮澤蓮斗は池田雅史に雪辱TKO
2023年8月12日 19時39分
2023年8月11日 22時08分
「3150FHIGHT vol.6 ~世界を殴りにいこうか~」は11日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第一競技場で開かれ、IBF世界バンタム級挑戦者決定12回戦は同級5位、西田凌佑(六島)が同級6位、クリスチャン・メディナ(メキシコ)を3-0の判定で下した。
フェイントから動いて左サイドをとって攻めたいメディナに対し、それを右ジャブ、右フックで拒否するサウスポーの西田。均衡を破ったのは西田で、序盤を経てシャープな左ストレートをカウンターで浴びせ始めた。
ためらわず打ち込むこの左カウンターで西田は順調に加点していった。6回はこれをヒットし、リターンしてきた相手を引いて外すと即座に踏み込んで再び左ストレート。メディナも機敏な選手だが、それを上回る攻防の冴えだった。
メディナも闘志は一向に衰えず、動きも落ちない。7回は左フックを連発し、終盤に右の強打が西田をとらえた。とくに試合の終盤は西田の肩口から左フックをしきりに合わせ、流れを奪い返そうとあきらめなかった。それでも西田は大きくは崩れず、無難にいなそうとした最終回以外はペースを変えずにゴールイン。
スコアは118-110(ハイト)、116-112(ヤンコウィアク)、117-111(モーレイ)の3-0。西田が明白な内容で世界挑戦権を握った。
西田は「今までで一番しんどかった」とメディナの強さを認め、「まだまだ反省点があります」。これは試合後に武市晃輔トレーナーが「僕らも後半はペースダウンした。9回ぐらいからパンチの精度が落ちました。世界チャンピオンなら狙ってくるでしょう」と語っていたが、世界レベルでの12ラウンズはホープに貴重な経験をもたらしたのでないか。
敗れたメディナは「もっと私の強打を評価してほしかった」と採点に不満な様子だったが、「左はいっぱい浴びてしまった」とも認めていた。
3150ファイトの亀田興毅プロモーターは「2024年1月(の3150ファイト)を目標に、西田選手の世界戦を組みたい」と語っていた。世界初挑戦に接近した西田は8勝1KO。メディナは21勝14KO4敗となった。
井上尚弥の返上後、空位のままのIBF同級王座は12日(日本時間13日)に米オクソンヒルで元王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とメルビン・ロペス(ニカラグア)の間で争われる。
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