齋藤眞之助が日本ライト級王座に 齊藤陽二に判定勝ち 

18日、後楽園ホールのセミファイナルの日本ライト級王座決定10回戦は、2位の齋藤眞之助(石川ジム立川)が1位の齊藤陽二(角海老宝石)に3-0判定(96-94、96-94、96-94)勝利をおさめ、新チャンピオンとなった。

齊藤陽二を破った齋藤眞之助㊧

2024年4月以来の再戦(前回は齊藤陽が2回KO勝ち)となった両者の顔合わせは、最後の最後まで壮絶な攻防を続ける展開となった。

序盤リードしたのは齊藤陽。のしのしと距離を詰めて圧力を与え、左右のスイングを上下に叩きつけると、齋藤眞はバタバタと落ち着きがなくなり、齊藤陽に飲み込まれる気配に。

しかし、2年前に敗れたラウンドを越える3回に入ると、齋藤眞は齊藤陽の動きを徐々に読み始め、右ストレートをヒット。齊藤陽の左目周りに腫れが見え始めた。

打たれれば倍返しとばかりに渾身のフックを振るいまくる齊藤陽だが、齋藤眞が左ジャブをコツコツと当てて左右に動き、右ショートストレートや右アッパーをカウンタ―すると、齊藤陽はいきり立ってさらに力んだスイングを繰り返す。齋藤眞はこれを待ち構えて空振りさせてカウンターを当てる好循環を生んだ。

石川ジムに名王者リック吉村さん㊨以来の日本ライト級王座をもたらした齋藤(左端は石川久美子会長)

齋藤眞のブローをまともに浴びる齊藤陽だが、重いパンチで逆転を目指す。左ボディーが特に有効に思えたが、齋藤眞もカバーやフットワークで必死にこれを回避。試合が折り返して後半に突入すると、ダメージと疲れを見せるようになった齊藤陽に対し、齋藤眞はリズムにも乗って、軽快さを取り戻した感もあった。

蓄積するダメージが心配になるほど打たれた齊藤陽だが、逆転の一打を狙って最後まで立ち続け、攻め続けた。だが、齋藤眞の足は止まらずロープ際を動き回り、右強打を決めてゴールテープを切った。

2年前の雪辱を果たした齋藤眞(30歳)は17勝6KO6敗。齊藤陽(30歳)は9勝9KO5敗2分。

日本タイトルに前進した富岡㊧

◆ライト級8回戦
富岡樹(角海老宝石)[判定3-0(80-72、80-72、80-72)]柳堀隆吾(花形)
S・ライト級でOPBF10位・WBOAP2位・日本3位につける富岡がランク獲りを狙う柳堀にフルマーク勝利。

柳堀は果敢にワンツーを繰り出していくが、富岡が左ジャブとフットワークを使い、あっさりペースを握った。

富岡は小さなステップに足運びを切り替えると、柳堀の右に合わせて左ボディーカウンターをヒット。じわじわとダメージを受けた柳堀も踏ん張って距離を詰め、連打を仕掛けるが、富岡はその間隙を突いて左ボディーを合わせた。

富岡は、敢えて得意の左ジャブを封印し、左ボディーブローのカウンターを狙い続けたようだが、ジャブでしっかりと組み立ててのカウンター攻撃を仕掛けていれば、もっと明白な勝利を得られたかもしれない。

富岡(28歳)は14勝5KO6敗2分。柳堀(31歳)は11勝2KO6敗。

移籍初戦を飾った鈴木㊧

◆S・フェザー級8回戦
鈴木稔弘(角海老宝石)[TKO4回2分22秒]ジェス・レイ・ワミナル(比)
OPBF・S・フェザー級7位の鈴木が移籍初戦を飾った。歩くような足運びでグイグイとワミナルにプレスをかけた鈴木は、左ボディーから左アッパーのコンビネーション主体で攻勢。ロープ伝いに動くワミナルの連打をハイガードで止めて圧倒すると、4回には左ジャブから右ストレートをスムーズに出す。そして左フックから右ショートをヒットすると、たまらずコーナーに崩れ落ちたワミナルを見てレフェリーが試合を止めた。

鈴木(29歳)は7勝5KO1敗。ワミナル(31歳)は18勝10KO13敗1分。

◆L・フライ級6回戦
関優多(角海老宝石)[判定3-0(59-55、59-55、58-56)]宮元陽汰(江見)

◆S・ミドル級6回戦
盛合竜也(ワタナベ)[判定3-0(57-56、57-56、58-55)]吉野健二(角海老宝石)

◆S・バンタム級6回戦
柴田錬(角海老宝石)[KO2回2分41秒]ニーニョ・カルドザ(比)

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