9日後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、ウェルター級8回戦は永田大士(三迫)が小畑武尊(ダッシュ東保)に判定勝ち。連敗をストップした。メインの前には元日本S・ウェルター級王者出田裕一さんが引退式のリングに上がり、テンカウントで送られた。

元王者対決を制し連敗を止めた永田㊧
◆ウェルター級8回戦
永田大士(三迫)[判定(3−0)77-75×2,80-72]小畑武尊(ダッシュ東保)
サウスポー同士、ともに連敗からの脱出を図る元王者の対決は、開始から突進を仕掛ける永田を、小畑が右を利して抑える。正面から体ごと圧をかける永田に対してよく見て左右のストレートを合わせる小畑だったが2回、ヒッティングにより右目の上をカット。以後2度のドクターチェックが入り、小畑を悩ませることとなる。
小畑は動いて止まらず永田にヒットを重ねる。さらに左右のボディーブローを差し込むうまさを見せるが、永田のプレスの迫力はそれを上回るものなのか。下がりながら迎え撃つ小畑と、止まらず前に出る永田の攻勢で見方の割れるラウンドが続いた。
終盤に頭、ローブローの注意を受けた永田だがその執念は折れることなく、小畑の脚も止まらず終了のゴングを迎えた。ウェルターへの転級初戦を勝利で飾った永田の戦績は22勝7KO5敗2分。4連敗となった小畑は14勝6KO10敗1分。

シェにTKO勝ちの磯谷
◆ウェルター級8回戦
磯谷大心(三迫)[TKO6R2分37秒]シェ ジュンイ(中国)
ユース王座を返上し、磯谷は新たなタイトルへ向けて初の外国人相手のリング。大きなスイングで迫るシェに磯谷は初回終了間際、ロープに追われたところ、右ストレートのカウンターでダウンを奪うスリリングなスタート。
それでも怯まず振ってくるシェだが、この日の磯谷はここでよく見て左を突いて立て直す。ラウンド開始から勝負をかけてくるシェの勢いをやり過ごすと、プレスをかけながらの左で追う。
6回も開始とともに出てきたシェを、やはり左を刺して迎え撃つ磯谷が最後はワンツー連打でロープへと追い、ストップを呼び込んだ。
タイトル戦線に名乗りを上げたい磯谷は7連勝。戦績を11勝7KO3敗に伸ばした。シェは6勝3KO3敗。

池上にフルマークの山口㊨
◆バンタム級8回戦
山口友士(三迫)[判定(3−0)80-71×3 ]池上渉(DANGAN郡山)
2月に見事なTKOで西屋香佑(横浜光)を下した山口の日本ランク入り初戦。仕掛けたいベテラン池上を、よく見て動いて長い左右を上下に伸ばす。柔軟な動きの山口は、何とかパンチを合わそうと気持ちを見せる池上をコントロールし、ポイントを積み上げていく。最後までよく動いた池上だが、最終回終了ゴングとほぼ同時に山口が右でダウンを奪い、試合を決定づけた。
連敗後、連勝の山口は4勝1KO2敗。初めての負け越しとなる池上は11勝7KO12敗2分。
◆スーパーフライ級8回戦
森口山都(三迫)[引分(1−0)77-75,76-76×2]青山功(セレス)
◆東日本新人王予選バンタム級4回戦
小上晟陽(三迫)[TKO4R26秒]高橋秀卓(宮田)
◆東日本新人王予選ミドル級4回戦
ジュディ・クレッグ(リングサイド)[判定(3−0)39-37×3]大木隆太朗(三迫)
観客 1104人


