コヤソ、ミスマッチに楽勝 

現地時間20日、米国のカリフォルニア州オーシャンサイドにあるフロントウェーブ・アリーナにてゴールデンボーイ・プロモーション主催興行が開催。メインイベントは2団体統一世界ミニマム級チャンピオンのオスカル・コヤソ(プエルトリコ)がネイデル・バルデス(メキシコ)に2ラウンド2分35秒KO勝ちした。

当初はコヤソの保持するWBAスーパー&WBO世界ミニマム級統一王座の防衛戦としてWBA9位、WBO5位のジョーイ・カノイ(フィリピン/25勝15KO5敗2分1ノーコンテスト)と防衛戦を行うとしていたが、試合2日前にカノイのビザ取得が間に合わないことを理由に同プロモーションが挑戦者をバルデスに変更することを発表。

しかしバルデスは主要4団体どころかWBC40傑にも名前のない選手。WBAはタイトルマッチとして承認しないことを早々とアナウンスした。WBOはそんなバルデスを急遽前日に15位へ押し込み、タイトルマッチとして承認したものの、バルデスのウェイト調整が間に合わないとなると、結局WBOはインターナショナル・フライ級王座の決定戦という舞台を即席でセットする始末だった。

カノイ陣営は「試合の3週間以上前からビザの申請書類を提出し、ゴールデンボーイ・プロモーションの弁護士と何度も協議してきたがビザは間に合わなかった。残念だ」と述べている。

そうした背景の中で鳴ったゴング。予想通りサウスポーのコヤソが軽快にジャブを突き左のタイミングを合わせていく。2ラウンド20秒過ぎ、バルデスがワンツーを空振りしたところへコヤソが左をねじ込み早くもダウンを奪う。再開後に右を食い2度目のダウン、ここも立ちあがったバルデスにコヤソが攻勢をかけると左ボディーで3度目のダウン。

バルデスはトーマス・テイラー(米国)レフェリーのカウント途中で立ったもののコーナーから棄権の申し出が入り試合はあっさり終了した。明白なミスマッチはこうして幕を閉じた。29歳のコヤソは15戦全勝12KO。王座獲得後の対戦相手の名前を見ると、メルビン・ジェルサレム(フィリピン)、ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)以外は下位ランカーばかりとあって特筆する挑戦者は皆無と言える。IBF王者、ペドロ・タドゥラン(フィリピン)やWBC新王者シャコルワ・クセ(南アフリカ)ら実力者との対戦が見たいところ。完敗の25歳、バルデスは15勝12KO4敗3分。

■世界選手権金のアブドゥラエフがプロ5連勝
WBAコンチネンタル・ゴールド・スーパーライト級タイトルマッチなる新興地域王座の防衛戦がセミファイナル。23年タシュケント世界選手権ライト級金メダル、24年パリ五輪ライト級ベスト8のルスラン・アブドゥラエフ(カザフスタン/139.4ポンド)が挑戦者のオレステス・ベラスケス(キューバ/139.6ポンド)に5ラウンド1分30秒KO勝ちで王座を防衛した。

初回2分過ぎ、アブドゥラエフの右ストレートがクリーンヒットし、ベラスケスが足をバタつかせながらダウンした。すぐに立ち上がったベラスケスだったが2ラウンドもアブドゥラエフの攻勢に圧され気味。揉み合い時にアッブドゥラエフのラビットパンチを受けて倒れこみ、数十秒で起き上がって再開。その後は揉みあいの多い、噛み合わない展開で、5ラウンド1分過ぎにアブドゥラエフがコーナーに詰め左ボディーフックを打ち込むとベラスケスが崩れ落ちて苦悶の表情を見せながら10カウントを聞いている。

アマチュア戦績は286勝8敗の触れ込みでプロデビューを果たすなど華々しいアマチュアキャリアの割には世界ランク入りにモタついている感もある23歳のアブドゥラエフは5戦全勝3KO。33歳のベラスケスは8勝7KO2敗。

ヘビー級8回戦は24年パリ五輪スーパーヘビー級ベスト16、ジョシュア・エドワーズ(米国/230.8ポンド)がガレス・ペイトン(米国/227.8ポンド)に2ラウンド1分6秒KO勝利。最後は左フックで10カウントを聞かせた26歳のエドワーズは7戦全勝6KO。41歳のペイトンは7勝4KO3敗。

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