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展望「勝利以外許されない戦い」に挑む井岡一翔 フランコ再戦まであと6日

2023年6月18日 18時17分

 半年ぶりの再会だ。ドローを受けてダイレクトリマッチが決まった井岡一翔(志成)とジョシュア・フランコ(アメリカ)のスーパーフライ級戦。初戦とまず大きく変わったのは、井岡が虎の子のWBO王座を返上し、WBA王者フランコに挑戦者としてぶつかる点。ここで王座を獲り逃すと、目標のフアン・エストラーダ(メキシコ)戦はおろか進退にも関わってくることは必至。「挑戦するものにしか見えない景色を見せたい」と燃える井岡のパフォーマンスに期待したい。《ボクシング・ビート7月号より》

再戦の結果は――!?

 半年前「王座統一戦で引き分け」というレア・ケースに終わった井岡-フランコ戦。この時はチャンピオンの役得で互いにベルトをキープしたが、今度の直接再戦は事情が異なる。WBOタイトルを返上して臨む井岡は一挑戦者の立場。負けはおろか引き分けも許されない。勝ってフランコのWBA王座を奪う以外に生き残る道はないのである。これがまずパート2をおもしろくするポイントだろう。

 井岡は試合の発表会見を終えて渡米し、ラスベガスで集中トレーニングに入った。「一翔の状態がいい」と証言するのは、コンビを組む佐々木修平トレーナーだ。5月末、ホープ堤駿斗のセコンドのため一時帰国した同トレーナーに話を聞くと、初戦のキャンプ・トレーニングよりも抜群にいい、なにより燃えている、という。必勝のモチベーションが半端ではないのだろう。

 精神面だけではない。今回のラスベガス・キャンプにはいくつかの改善点がある。

 ジムワークは午前中。以前は走り込みを済ませてから行っていたものを逆にした。フレッシュな状態でボクシングをするのが目的である。メキシカンやベネズエラ人を相手にしたスパーリングは週に3日。いずれも重い階級の選手で、タフで前に出てくるタイプをそろえた。

 夕方にはコンディショニング・コーチの指導のもと、フィジカル系の練習を行う。日本で体の素地をつくりラスベガスのジムワークでスタイルを磨くのが常だったが、現地で継続することにした。これも以前とは異なる点。

 食事面は専門のスタッフがサポートし、合宿の合間には体のケアのために日本からトレーナーが2人やってきた。再戦のためにチームは総力をあげて取り組んでいる。

 ここで昨年暮れの第1戦を振り返ってみよう。

 井岡にとっては好感触の出だしだった。フランコのパンチをブロックし、あるいは回り込んでいなし、守りからボクシングを組み立てに入った(もっとも、この間はフランコの手数にジャッジのポイントが行っていた)。

 中盤に差し掛かると井岡もパンチの応酬をしたが、フランコの手数と突進力は弱まらない。徐々に井岡はロープを背負ってブロックする時間が長くなった。決定打は許さなかったが、ここで押されている印象を与えたことは否めない。

 井岡は8回から再び明白にペースを奪った。正確なヒットでフランコを上回る。ただし、そのままラストまで持って行くかと思えたが、フランコに反撃を許す。最後は井岡も力を振り絞ってパンチを繰り出して試合終了のゴング。

 ジャッジのスコアは114-114が2者のマジョリティー・ドロー。残る1者は115-113と僅差でフランコを支持していた。

 どちらも心の底から「勝った」と信ずるに足るドローだった。それだけに直接再戦で何を上積みしてくるのかは興味深い。また、ともに「相手が次どう出てこようと――」と自信を口にするに違いない。..

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