東洋大が不戦勝で連覇達成 東農大は出場辞退 関東大学リーグ終幕
2023年7月9日 9時28分
2023年7月8日 17時36分
WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(八王子中屋)が8日、地元のエスフォルタアリーナ八王子のリングに登場。挑戦者6位の星大翔(角海老宝石)に11回1分44秒TKO回勝ち。2度目の防衛に成功した。
「日本人初のウェルター級世界王者になる男」を決めゼリフにするIBF&WBO8位、WBA11位の佐々木が凱旋防衛戦のリングに上がった。
佐々木はロングからフリッカージャブ。ガードを固めて接近戦、スイッチも織り交ぜてとスタートから忙しく攻めていった。星はうまくポジションをずらしながら、佐々木のアタックに対応、リターンのジャブ、左ボディを打ち込んでいった。
佐々木は2回、頭をつけての攻防を選択し、左右のアッパー、右ショートをねじ込んでいった。星は左ボディブローが攻撃の軸。3回は2回と同じような攻防から、佐々木がスイッチして星と打ち合う。先手を取る佐々木が優位ながらも、星もよくパンチを返し、佐々木に左強打を許さず、うまく戦っている印象だ。
中盤に入っても同じような展開が続いた。佐々木が距離を詰めて右ボディ、右アッパー、右フックをコツコツと打ち込む。星もボディ打ち、右ストレートを打ち込んで引かない。互いに近距離でフェイントを掛け合い、相手のパンチをボディワークでかわし、技術でしのぎを削るシーンもたびたび見られた。佐々木は中間距離でのジャブがいい。
佐々木はコツコツと攻め続け、7回にジャブで、8回に右ストレートで星の顔面を跳ね上げる。9回、佐々木はアクセルを踏み込んだ星に迫り、星はロープを背負いながらも応戦するものの、さすがにダメージは蓄積してきた。11回、佐々木が星をロープに押し込んで、サウスポースタイルから右フック、左ストレートを立て続けに決めたところで主審が試合を止めた。
佐々木陣営の中屋廣隆チーフトレーナーは、佐々木が左肩のじん帯を痛めていたことを試合後に明かした。それによると5月のラスベガス合宿のスパーリングで痛め、以降はスパーリングはできず、試合の1週間前にようやくジャブが7割程度で出せるようになったという。
佐々木は「右で倒す気でいったけど難しかった。悔しいです。でもほんとに京は勝てて良かった」と悔しさと安堵が入り交じった表情。左を前に出しているとブロックだけでも痛みが走り、スイッチを多用した用意になったことも明かした。
それでもTKO勝ちした佐々木に対し、中屋トレーナーは「手打ちでいいからコツコツいけと言って、その通りに戦った。こういうTKOもあるということが分かったと思う」と今回の経験を歓迎した。
佐々木は16勝15KO1敗1分。星は5勝3KO3敗3分。
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