昨年9月の対戦でミソをつけたフリオ・セサール・チャベスJr（メキシコ）とブライアン・ベラ（米）の再戦が3月1日、米テキサス州サンアントニオのアラモドームにセットされた。ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）がオルランド・サリド（メキシコ）に挑むWBO世界フェザー級タイトルマッチも同日行われる。

　昨年9月の両者の一戦は、12年9月のセルヒオ・マルティネス（アルゼンチン）戦でプロ初黒星を喫したチャベスのカムバック戦として注目を集めた。ところが、チャベスは体重を落とせず、ウエート設定がどんどん変更するという前代未聞に事態に。最初162ポンドだった契約ウエートは、最終的にはL･ヘビー級にあたる173ポンドまで上昇。試合はチャベスが判定勝利したものの、議論を呼ぶ内容だったことで騒動に拍車がかかった。今回の試合はS･ミドル級12回戦として行われる。

　アマ396勝1敗という驚異のキャリアを持つロマチェンコは、当初の予定通りプロ2戦目（プロ仕様のWSBで6戦している）での世界挑戦となる。サリドは初防衛戦。