今週土曜日14日（日本時間15日）米テキサス州ローゼンバーグのフォートベンド・エピックセンターでゴングが鳴るミドル級2団体統一タイトルマッチの会見が12日行われた。カードはWBO王者ジャニベク・アリムハヌリ（カザフスタン）vs.IBF王者ビンセンツォ・グアルティエリ（ドイツ）。トップランクが主催し、ESPNが全米に中継する。

　V3戦となるアリムハヌリ（14勝9KO無敗）はカザフスタンの先輩ゲンナジー・ゴロフキンが歩んだ道の継承を目指す。この試合に向け、これまでコンビを組んだ元2階級制覇王者バディ・マクカートから元L･フライ級王者ブライアン・ビロリアにトレーナーをスイッチした。「マクカートから学んだすべての知識を今回ビロリアから得たものにミックスさせたものが私の新しいスタイルだ」といっそうの飛躍を約束。全ベルト獲得に向け第一歩を踏み出す。

　7月、エスキバ・ファルカン（ブラジル）との決定戦を制して戴冠したグアルティエリ（21勝7KO1分無敗）は3ヵ月あまりで統一戦に臨む。「ここアメリカで戦う夢をいつも見ていた。今回はこれまでの試合よりもスパーリングパートナーに恵まれ充実した。多くの人々は私を過小評価するけど私は成功を収める」と抱負を口にした。

　セミでは東京五輪銀メダリストでライト級ランカーのキーション・デービス（米）がナイール・アルブライト（米）と10回戦を行う。Photo by Mikey Williams/Top Rank via Getty Images