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清水聡がB級テスト合格、デビュー戦は韓国王者と

2016年7月29日 16時39分

 ロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)が29日、後楽園ホールでプロテストを受験、特例によりテスト後すぐに合格が発表された。清水は9月4日、神奈川県座間市の座間スカイアリーナで行われるプロデビュー戦で、韓国フェザー級王者イ・インギュと58.0キロ契約6回戦に臨む。当日のメインイベントでは、WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥(大橋)がペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)と3度目の防衛戦を行う。

プロテストで清水(右)と細野の豪華スパーが実現

 清水は前日本フェザー級王者で3度の世界挑戦経験を持つ細野悟(大橋)と3ラウンドのスパーリングを披露。最終3ラウンド目は強打者の細野と激しく打ち合って、実力の片りんを見せた。合格の報を受けた清水は「無事受かってよかった。緊張しました」とほっとした表情を見せた。

 7月5日のプロ転向会見から、デビュー戦に向けて練習に取り組んでいる清水。長丁場となるプロの試合に向けて徹底した走り込みによるスタミナ強化に加え「休むところ、出るところの切り替えが大事なのかなと思う」とペース配分も意識。今後は「プロは頭を下げてきたり巧みな選手も多いので、スパーリングで経験を積んでいきたい」とスパー中心に仕上げていく考えを示した。

 目標を問われた清水は、銅メダルを紛失したエピソードをネタに「もちろん世界チャンピオンのベルト、そしてそれをなくさないこと」とジョークを交えて回答。ロンドン五輪でともにメダルを獲得した村田諒太(帝拳)は既に世界挑戦の一歩手前まで来ているが「村田より先に世界チャンピオンになりたい」と宣言し、報道陣を笑わせた。

 テストを見守った大橋秀行会長は「今日の3ラウンドは清水の判定勝ちかもしれないが、もっと長いラウンドになったとき、プロは強さを発揮する。そこがポイントになる」と五輪メダリストに成長を促した。

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