コンランが再起戦で手痛い黒星 ハーン氏「カムバックは難しいのでは…」
2023年12月4日 9時59分
2023年12月3日 21時39分
3日、神奈川県川崎市のカルッツかわさきにて行われた川崎新田ジム主催「Hopeful Fight vol.41」のメインイベントは、日本ミニマム級1位にランクされる伊佐春輔(川崎新田)が、ウィサヌポン・クロットヌアム(タイ)を相手に判定勝ちし、来年に予定される日本タイトル挑戦に向けての前哨戦を飾った。セミファイナルの前には、川崎新田ジム新田渉世会長と神奈川渥美ジム本田秀伸会長がリングに上がり、再審の決まった袴田事件への協力を訴えた。《佐藤敦》
◇L・フライ級8回戦
伊佐春輔(川崎新田)[判定3-0(77−74、79-72×2)]ウィサヌポン・クロットヌアム(タイ)
スピードが信条の伊佐だが、思い切りよく振ってくるウィサヌポンを相手に終始近い距離での戦いとなった。前戦でタイ人とフルラウンドを要した反省から、「倒しに行こう」という気持ちが強く、逆に近くなりすぎたという。「倒す気持ちでいったが、その中で空回りした」。
回転で上回る伊佐が細かな連打で追い込むが、その度にウィサヌポンは強く振って押し返し、右アッパーで伊佐の顔面を跳ね上げるシーンも。4回、ホールディングの反則で減点1を課されたウィサヌポン。しかし事前の注意もなく、いささか突然に感じた。6回、伊佐は右アッパーでウィサヌポンのマウスピースを飛ばし、接近してボディ連打からショートアッパーを突き上げる。ウィサヌポンの右アッパーで倒れるハプニングもあったが裁定はスリップ。
7回も肩をつけ合う距離の打ち合い、伊佐のラッシュで再びウィサヌポンのマウスピースが飛ぶ。最後まで一発の怖さを見せたが、最終回はウィサヌポンを伊佐が追い続けて終了のゴングを聞いた。4度目の対戦(1勝2敗)となるチャンピオンの高田勇仁(ライオンズ)との一戦へ向け、「もう一回鍛え直してリベンジしたい」と誓った。
◇62.2㎏契約8回戦
川口高良(協栄)[TKO5回1分52秒]白崎隼樹(川崎新田)
リングを大きく回りながら、機を見て飛び込みパンチをまとめる白崎に、川口はプレスをかけて前に出る。3回、川口の右で白崎は青コーナーへ吹っ飛ぶようなダウン。再開後、必死に抱きつき次のラウンドへと生き延びた白崎だが、4回も川口は強烈な左ボディで動きを止め、右を叩きつけて再び倒す。
最後となった5回、しがみつかれても崩れない川口は、揉み合いとなっても右を打ち込み3度目。さらにもう一度右で倒して試合を終わらせた。無敗(7勝4KO1分)を守り、快勝の川口は「まずは日本を取るために、日々努力をしていく」。
◇バンタム級8回戦
西岡伶英(川崎新田)[TKO2回1分46秒]アヌチット・ヨードニロート(タイ)
2回、右のカウンター一発でダウンを奪った西岡は、再開後もアヌチットを赤コーナーへと詰める。一度は逃れたアヌチットだが、西岡は再度の連打でレフェリーのストップを呼び込んだ。「来年は日本ランカーに挑戦したい」という初KOの西岡は、デビュー2連勝。
◇56.2㎏契約8回戦
二瓶竜弥(DANGAN郡山)[引き分け(78-74、75-77、76-76)]大保龍球(神奈川渥美)
◇56.5㎏契約4回戦
田川由詠(協栄)[判定2-0(38-38、39-37×2)]小稲直史(川崎新田)
◇ミニマム級4回戦
遠藤龍匠(川崎新田)[TKO1回1分18秒]阿部大翼(青木)
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分