稀に見る激闘! 堤聖也が日本バンタム級V4 穴口一輝からダウン4度
2023年12月26日 20時04分
2023年12月26日 18時06分
井上尚弥(大橋)のS・バンタム級4団体統一戦の前座にS・ライト級世界ランカーの平岡アンディ(大橋)、東洋太平洋S・バンタム級王者の武居由樹(大橋)が登場。それぞれ相手を倒して勝利した。
◇64.5キロ8回戦
平岡アンディ(大橋)[TKO5回1分7秒]セバスチャン・ディアス(メキシコ)
元WBOアジアパシフィック王者でIBF10位にランクされる平岡が1年ぶりのリング。ディアスは元WBC中米王者のサウスポーだ。
サウスポーの平岡は左構えにディアスに対し、右リードを散らしていく。1分すぎ、平岡の右フックを決め、グローブで軽く押すとディアスが早くもダウンだ。ディアスはここから前に出て、長身の平岡に迫った。
2回以降は平岡がリードとフットワークで距離を作り、ディアスが距離を詰めようと前に出る争い。闘志を見せるディアスに対し、平岡は角度を変えた左、右ボディも使って崩していく。2回終了間際、平岡は右フックをもらったのが唯一の被弾シーン。優勢の平岡は4回、ディアスにロープを背負わせて一方的に攻めた。
平岡は5回、仕留めにいった。最後はディアスをロープに押し込み、連打から右フックを決めたところでストップとなった。平岡は23勝18KO。ストップに会場から「早すぎる」の声が上がったディアスは18勝13KO7敗1分。
平岡の話「1年ぶりの試合で有明アリーナに戻って来られてうれしい。尚弥さんが引っ張って日本のボクシングのレベルを上げていると思う。自分もそれに続いてチャンピオンになりたい。今日は初めてのメキシカンを経験できて良かった」
◇54.5キロ契約8回戦
武居由樹(大橋)[KO2回2分23秒]マリオ・ディアス(メキシコ)
前東洋太平洋S・バンタム級王者の武居はS・バンタム級でWBC9位、IBF10位、バンタム級でWBA10位。来年、バンタム級で世界を狙う武居が元WBC米大陸王者ディアスを迎えた。
サウスポーの武居が距離を取り、ディアスがジワジワと前に出る立ち上がり。静寂が打ち破られたのは2回だった。互いに踏み込んだところで武居の左ボディフックがカウンターで決まり、レバーに食らったディアスが悶絶。10カウントとなった。武居は8勝8KO。来年、バンタム級で世界を狙う。ディアスは21勝9KO7敗。
武居の話「早いラウンドで倒せたのは良かったです。まだまだ満足している完成形ではないので、来年に備えて精進します。(初メキシカンは)思っていたよりリズムはつかみづらかったけど、やりにくさは感じなかった。(バンタム級の)体重調整は問題ない。技術を強化して世界に行きたい」
◇49.5キロ契約8回戦
坂間叶夢(ワールドS)[TKO5回2分35秒]ジョン・ポール・ガブニラス(比)
7月、同じ井上の前座で日本L・フライ級ユース王座を獲得、WBAとIBFで15位にランクされる20歳の坂間がフィリピンの新鋭、23歳のガブニラスと対戦した。
ガブニラスはスタートから左フック、右スイングを思い切りよく振っていった。ガブニラスは動きがしなやかでスピードがある。初回、左アッパーで坂間の顔面を跳ね上げた。
馬力で上回る坂間はガブニラスの攻撃をブロックしながらプレスをかけていった。坂間は右を有効に使い、3回に右ストレート、返しの左フックを決めてチャンスを作った。4回も坂間は右で迫るが、ガブニラスも右から左のツーワンを決め、試合の流れを渡さなかった。
5回、ガブニラスが左右のパンチで坂間に迫ったが、坂間が左ボディを効かせ、下がるガブニラスを攻め続けてストップ勝ちを呼び込んだ。坂間は9勝8KO。突然のストップに信じられないといった表情を浮かべたガブニラスは10勝7KO3敗。
坂間の話「勝ててホッとしてます。前回よりも強くなったと思うけど、今日は課題の残る試合だったと思う。攻め方、防御ももっと強くしないといけない。ガブニラス選手はいままでの相手で一番強かった」
◇フェザー級4回戦
植松風河(駿河男児)[TKO4回2分46秒]石川優(大翔)
◇S・フェザー級4回戦
佐藤力也(八王子中屋)[3-0(39-36×2、38-37)]遠藤圭介(DANGAN郡山)
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分
2025年4月20日 10時08分
2025年4月20日 8時41分
2025年4月19日 20時04分
2025年4月19日 19時54分