井上尚弥が10回KO勝ち 2階級で4団体統一の偉業達成 奮闘のタパレスにも拍手
2023年12月26日 21時10分
2023年12月26日 20時04分
有明アリーナのセミで行われた日本バンタム級戦兼モンスタートーナメント決勝戦は、王者堤聖也(角海老宝石)と挑戦者3位の穴口一輝(真正)が稀に見る激闘を繰り広げ、計4度のダウンを奪った堤が3-0判定勝ち。タイトル4度目の防衛に成功し、トーナメント優勝賞金1000万円を手にした。スコアは94-92が2者に95-91。
サウスポー穴口に対し堤がプレッシャーをかけて追う、まずは予想通りのスタートを切ったタイトルマッチ。最初のアクシデントは3回、両者脚を止めての打ち合いとなり、ここで堤が左マブタを深くカットした。増田陸(帝拳)戦で負った箇所とは異なるものの、傷はざっくりと深く、場内モニターを観た観客がどよめく。
序盤からボクシングが冴えた穴口だが、4回終了間際、堤の左ロングをよけそこない追撃でダウンを喫する。それでも5回は強気に打ち合い、6回再びアウトボクシングに徹するなど憎い試合運び。前半を終えて途中スコアは48-46が2者に47-47で穴口がリードしていた。
それでも堤はめげない。7回も激しく出、しつこく打ち続け、右ストレートで2度目のダウンをマーク。穴口はここでも立ち上がり、またも流れを引き寄せにかかる。ところが9回、今度は右でふらつき、王者の追撃でみたびキャンバスに。
これを獲ったほうが勝ちという最終回だったが、このラウンドは穴口が頑張ってリードしていたかに見えた。しかし最後の最後まで分からない。ラスト10秒の拍子木が鳴って堤の逆ワンツーで穴口4度目のダウンだ。穴口が立ち上がったところで終了ゴングが鳴った。
激闘を制した堤は「3ラウンド目に切って負けるかと思ったが、石原トレーナーの言葉が力になった。穴口選手は強くてびっくりした」と率直に語った。「アメカジボクサー堤聖也、来年世界獲ります。待ってろ世界」と叫んだ。優勝賞金を当て込んで古着を200万円分購入済みで「取り戻せてよかった」と安どしていた。
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