井岡一翔「効いたパンチもあった」後ろではなく前で作るスタイル実行
2023年12月31日 23時12分
2023年12月31日 21時00分
WBA・S・フライ級タイトルマッチが31日、東京・大田区総合体育館「LIETIME BOXING FIGHTS 18」のメインで行われ、王者の井岡一翔(志成)が挑戦者6位のホスベル・ペレス(ベネズエラ)に7回2分44秒KO回勝ち。初防衛に成功した。井岡は世界戦通算22勝で、歴代日本人選手の単独トップとなった。
大みそかのリングが12回目となる井岡が伏兵ペレスを挑戦者に迎えた。先に仕掛けたのはパンチに自信を持つ挑戦者ではなく、百連錬磨の井岡だった。シャープなジャブで圧力を掛け、右ストレートから左フックを見舞うと、ラウンド終盤には果敢に打ち合った。前に出るチャンピオンからみなぎる自信が伝わってきた。
2回も近距離の攻防、圧力をかけるのは井岡。ジャブ、左ボディは相変わらず正確だが、右フックから左をもらうシーンも。3回も距離が近く、ペレスも五分に打ち合うが、ここで井岡の左ボディが決まり、ペレスが失速。井岡が畳みかけたが、ペレスは前に出てこれをしのいだ。
井岡がジワジワと前に出て、ペレスが引いて強打を狙う展開は5回、井岡が右カウンターを効かせると、ボディ打ちで畳みかけてペレスがダウン。立ち上がったペレスに強烈な右を浴びせ、ペレスがキャンバスに倒れた、立ち上がって続行となったところでゴングが鳴った。
井岡は6回、試合を決めにいった。ペレスをロープに押し込み右ストレート、左ボディを効かせるが、ペレスは何とかサバイバル。井岡の波状攻撃を続けたが、ペレスが何とかこのラウンドもしのいだ。
しかし7回、足を使いながら一発だけ狙うペレスが限界を向ける。ロープを背負うペレスに井岡が右ストレートを振り抜くと、ペレスがキャンバスに沈み、立ち上がることはできなかった。
34歳の井岡は31勝16KO2敗1分。20年大みそかの田中恒成(畑中)戦以来、3年ぶりのKO勝利となった。28歳のペレスは20勝18KO4敗。
井岡は勝利者インタビューで開口一番、「久しぶりのKO勝利をみなさんにお見せできて超気持ちいい!」と絶叫。「序盤からいいパンチが的確に入っていたけどペレス選手気持ちが強く、厳しい展開だった。でも今回は戦う闘志を見せたかったのでブレない気持ちで戦えた」とKO勝利に納得の表情だった。
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