4月20日ニューヨークのバークレイズ・センターでゴングが鳴るWBC･S･ライト級タイトルマッチ、王者デビン・ヘイニー（米）vs.挑戦者ライアン・ガルシア（米）の発表会見が27日のニューヨークに続き29日（日本時間１日）ロサンゼルスのハリウッドで開催された。

　会見は定刻を1時間以上過ぎてから始まった。これも作戦の一つか？　会場のアバロン・シアターにガルシアは白馬にまたがって入場。しばらく付近の交通が混乱したが事なきを得た。

　主催のゴールデンボーイ・プロモーションズのトップ、オスカー・デラホーヤ氏と俳優のマリオ・ロペスさんが進行役を務める中、一番威勢がよかったのがヘイニーの父でトレーナーのビル・ヘイニー氏。「息子がライアン・ガルシアのキャリアを終わらせる」と息巻いた。

　これに同じく壇上に座っていたガルシアの父ヘンリー・ガルシア氏が反応。しばらく父同士がマイクを持ってののしり合いを始めた。ヘイニー自身もガルシアを罵倒し、ガルシアも対応。Fワードの応酬となったが、ガルシアはスマホを操作し始めて無視する態度を取った。

　2人はアマチュア時代に6度対戦し、3勝3敗と星を分け合っている。試合までリング外の駆け引きも注目されそうだ。Photos by  Golden Boy / Cris Esqueda