日本ボクシングコミッション（JBC）は12日、昨年12月の日本バンタム級タイトルマッチで穴口一輝選手が亡くなったことを受け、事故検証委員会を設置したと発表した。

　検証委員会は弁護士を委員長とし、医事関係者、メディア関係者、試合役員、JBC職員ら計7人で構成。今月15日に第1回委員会を開き、ヒヤリング調査などをして事実関係の認定、原因の究明、再発防止に関する提言をJBCに行う。4月15日までに報告書を作成する方針。

　穴口選手は昨年12月26日、東京・有明アリーナで日本バンタム級タイトルマッチに挑み、試合後に急性硬膜下血腫により救急搬送され手術を受けた。意識が戻らないまま2月2日に亡くなった。