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藤田炎村の防衛か、李健太のタイトル奪取か、あす注目の日本S・ライト級戦ゴング

2024年4月8日 15時17分

 あす9日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の計量が8日、日本ボクシングコミッションで行われた。メインの日本S・ライト級タイトルマッチは、王者の藤田炎村(三迫)、挑戦者1位の李健太(帝拳)ともにリミットの63.5キロで合格した。

あす雌雄を決する王者の藤田(左)と挑戦者の李

 2024年チャンピオンカーニバル屈指の好カードと言われる両雄の試合は、セミの日本ライト級タイトルマッチ、王者仲里周磨(オキナワ)×三代大訓(横浜光)も好カードで、あすは立ち見席50枚の当日券を残すのみという盛況ぶりだ。

 これが3度目の防衛戦となる藤田(29=12勝10KO1敗)は爆発的な強打と、大手企業リクルート社員という肩書きで注目されたが、昨年12月で会社を辞めて今回の試合に臨んだ。

 大学でボクシングをはじめた藤田と違い、挑戦者の李は高校時代に62連勝という記録を作るなど、アマチュア経験を豊富に持つ実力者だ。藤田は「健太選手はテクニックがあると言われるけど、力強さもある」と挑戦者を認める。一方で、「僕の攻撃力とは比べものにならないと思う」と言うのも忘れなかった。

 会社を辞めてボクシング1本に絞った最初の試合であり、しかも相手が評価の高い李ということで、今回は藤田にとってボクシング人生のターニングポイントとなる一戦となりそうだ。よく分かっている藤田は「結果がすべて。勝てば内容はなんでもいい」と必勝を誓い、そのためのポイントを「覚悟です」と語った。

 サウスポーの李(28=6勝2KO1分)は19年2月のプロデビューから5年かけて日本タイトルマッチにたどちついた。コロナの影響で試合ができなかった時期もあり、「あしたは待ちも待った日なんで」との言葉に実感がこもる。

 長身のサウスポーで、目の良さとスピードに乗ったシャープな動きには定評がある。李は勝負のポイントを問われると「初めのラウンドですね」と即答。藤田のハートの強さとパンチ力には警戒しており、「出てくるにしても、出てこないにしても、気をつけたい」と序盤の戦いをキーに上げた。

 とはいえ「いつも通りを心がけている」との言葉通り、試合前日の落ち着きぶりはすでにチャンピオンクラスだ。どんな結末になるかと聞いて見ると、「中盤ぐらいじゃないですかね」と中盤のKO勝利を予告した。

 イベントの模様はFODでライブ配信される。フジテレビでは14日(日)26時50分から放送。

■両選手のロングインタビューはこちらから
藤田炎村→ https://boxingnews.jp/news/106871/
李健太→ https://boxingnews.jp/news/106908/

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