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5.6ユーリ阿久井に挑戦の桑原拓「ハートで勝負する」 東京ドームで雪辱&世界王座奪取へ気合い

2024年4月16日 17時32分

 5月6日の東京ドームでWBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に挑戦する桑原拓(大橋)が16日、横浜市内のジムで意気込みを語り、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちをそれぞれ2ラウンド公開した。

サンドバッグ打ちを披露する桑原

 桑原は21年7月、日本タイトルマッチで王者の阿久井に10回TKOでプロ初黒星を喫して以来、「いつかはリベンジマッチをしたい」と心に秘めてキャリアを進めてきた。その後は5勝4KOで東洋太平洋王座も獲得。桑原は「スタミナ、メンタル、スピード、パワーすべてでパワーアップしている」と2年10ヶ月前からの成長を強調した。

 中でも本人、周囲ともに認めるのがメンタル面の充実だ。大橋秀行会長は「大橋ジムから出場する4人(ほかに井上尚弥、井上拓真、武居由樹)の中で、気持ちは桑原が一番弱いかと思っていたけど、しっかり成長している」と認めた上で、「東京ドームは選ばれた選手だけが出場できる夢舞台で、想像を絶するプレッシャーを緊張があると思う。それを乗り越えたほうが勝つ」とメンタルを勝負のポイントに挙げた。

 試合に向けてはトップアマ選手や、日本L・フライ級王者の川満俊輝(三迫)、元日本ミニマム級王者の石澤開(M.T)、元WBO-APフライ級王者の山内涼太(角海老宝石)らとスパーリングをこなした。持ち味のスピードある動きに磨きをかけ、「一番はプレスのかけ方がうまい」(桑原)という阿久井対策も十分に練ってきた。

 5月6日は大橋ジム勢が全勝すれば同じジムで史上最多タイの4人の世界チャンピオンが同時に存在することになる。トップバッターとして先陣を切る桑原は「自分が勝ってそうなれるようにがんばります」と拳を握りしめた。

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