ネリ500gアンダーで合格 統一王者の井上尚弥は臨戦態勢 あす東京ドーム決戦ゴング
2024年5月5日 13時50分
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チャンピオンカーニバルの日本ウェルター級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインで行われ、挑戦者1位の豊嶋亮太(帝拳)が王者の坂井祥紀(横浜光)に2-1判定勝ち、新チャンピオンに輝いた。スコアは96-94×2、94-96。坂井は3度目の防衛に失敗した。
坂井は21年12月、東洋太平洋&WBO-AP王者だった豊嶋に挑戦して判定負け。その後、日本王者となった坂井は3度目の防衛戦、ベルトを失った豊嶋は坂井と攻守を入れ替えて、日本タイトルに挑む一戦となった。
豊嶋がプレッシャーをかけ、坂井が迎え撃った。互いによく手を出し、アクションの多い立ち上がりだ。坂井はジャブから入ったり、右ボディから入ったり、パンチも右アッパーを含めて多彩。豊島も2回に強烈な左ボディを決めるが、坂井は距離を詰めたり、離れたり、巧みな試合運びでペースを引き寄せにかかった。
豊嶋は4回、ペースアップし、ボディ攻撃を突破口に流れを変えにかかる。坂井も対応して食い止める。前半を終えての採点は、48-47×2で坂井、48-47で豊嶋と割れた。
豊嶋は6回にプレスを強めた。はっきりとボディ攻撃で坂井を崩しにかかる。坂井はボディ連打からコンビネーションでアピール。豊島が前に出ようとし、坂井はそうはっせまいという攻防が続き、もみ合うシーンが増えた。
豊嶋は8回、左フックを決めて坂井をロープへ押し込む。豊嶋が押し切れそうなムードが漂うが、坂井も手数を落とさずに接戦が続いた。最終回も互いに譲らなかったが、左フックを決めた豊嶋がやや優勢か。軍配は挑戦者に上がった。
28歳の豊嶋は19勝11KO3敗1分。33歳の坂井は29勝15KO14敗5分。
豊嶋の話「はっきり言ってこの試合、根比べになってしまったのが課題です。ボディの威力があったから勝ったような試合だったと思う。今回はチャレンジャーなので心境は違うし、2回目は不安もあった。次こそはもっと落ち着いて、技術があるところを見せたい。ボクシングを見せたい」
敗れた坂井は「途中採点でもう少し取れていると思った」と語ったが、「相手のプレスに付き合わない作戦だったので、それが消極的に見えたのかもしれない。想定していたことではあったので」と冷静に分析。今後を問われ、「いまは悔しいのですぐにでもやりたい気持ち」と心境を明かした。
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