第11回全日本UJボクシング 関西代表26人決まる
2024年6月3日 0時17分
2024年6月2日 12時13分
サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで1日(日本時間2日)行われたマッチルーム・ボクシング対クインズベリー・プロモーションズ対抗戦のメインでゴングが鳴ったヘビー級12回戦は、前WBO暫定王者ヂャン・ヂレイ(中国)が元WBC王者デオンテイ・ワイルダー(米)に5回1分51秒KO勝ち。ヘビー級戦線に生き残った。
オーソドックスのワイルダーとサウスポーのヂャンがジャブを交錯させながら試合は進行。お互いに強打を警戒してか、深追いはしない。それぞれ前戦で元WBOヘビー級王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)に敗れている同士。惜敗したヂャンに対し、大差の判定負けだったワイルダーはこの一戦でも後手に回るシーンが多い。
迎えた5回、ようやく武器の右が当たり出したワイルダーだが、ヂャンに右を直撃されて後ろを向く体勢になる。そこにヂャンはまたも右を痛打。マットに沈んだワイルダーは起き上がったがヒザが大きく震え、レフェリーは躊躇なく試合を止めた。
パーカー戦から再起ししたヂャンは27勝22KO2敗1分。41歳になったが、パワーは健在。ビッグネームとの試合を希望した。連敗のワイルダー(38)は43勝42KO4敗1分。強打で一世を風靡した男も衰えが目立ち、引退がささやかれている。
セミで行われたIBFヘビー級暫定王座決定戦は、前WBAヘビー級レギュラー王者でIBF5位のダニエル・デュボア(英)がIBF1位フィリップ・フルコビッチ(クロアチア)に8回57秒TKO勝ち。4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が保持するベルトの一つの指名挑戦者に名乗り出た。
序盤、フルコビッチの右強打を何度も浴びて前途に暗雲が立ち込めたデュボアだったが、左ジャブを当てて立て直しを図る。それでも5回にはフルコビッチが右を命中させ、ワンツーをフォローとリードを広げたように思えた。
ところが気力充実のデュボアは6回に反撃すると7回、一気に攻め込んでフルコビッチを劣勢に立たせる。スタミナを失い、顔面2ヵ所をカットし、左目が塞がったクロアチア人は辛うじて終了ゴングにこぎ着けたが、8回、ドクターチェックでストップされた。
暫定ベルトを巻いたデュボアは21勝20KO2敗。リングサイドで観戦した元ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)が9月ロンドンのウェンブリー・スタジアムで予定する試合の相手に抜てきされることが濃厚。試合はIBFヘビー級王座決定戦になると噂される。初黒星のフルコビッチは17勝14KO1敗。
5対5対抗戦は最初に行われたL・ヘビー級12回戦でも勝利をあげたクインズベリー・プロモーションズが完封勝利。KO、TKO勝ちとキャプテン(シェラーズ)の勝利ボーナスポイントが加算され、10-0でマッチルーム・ボクシングに圧勝。同プロモーションを運営するフランク・ウォーレン氏に300万ドルの小切手が贈呈された。
2025年4月16日 16時10分
2025年4月16日 12時42分
2025年4月15日 17時06分
2025年4月14日 8時57分
2025年4月13日 14時47分
2025年4月13日 11時09分