元バンタム級王者 リッチー・サンドバル死去 チャンドラーから王座奪取 最終戦でリング禍
2024年7月23日 9時23分
2024年7月22日 21時09分
一力ジム主催「あしたのジョー メモリアル2024 FIGHTING BEE vol.31」が22日、後楽園ホールで開催され、メインに東洋太平洋バンタム級王者で世界ランカーの栗原慶太(一力)が登場、S・バンタム級ノンタイトル8回戦で、フィリピン同級10位のレナン・ポルテスに2-1判定勝ちした。
セミで女子日本アトム級タイトルマッチが行われ王者の狩野ほのか(TEAM10COUNT)が4度目の日本王座挑戦となる挑戦者1位のモンブランみき(一力)に3-0判定勝ち。3度目の防衛に成功した。
◇S・バンタム級8回戦
栗原慶太(一力)[2-1(78-74×2、74-78)]レナン・ポルテス(フィリピン)
WBC8位、IBF9位にランクされる栗原はスタートからアグレッシブ。ワンツーをボディに集め、強烈な右スイングも振り下ろした。ところが打ち終わりに右を決められてヒヤリとするシーンもあった。
栗原は2回も攻めて行くが、右をちょこちょこもらって危なっかしい。3回も前に出てKOを狙った栗原だが、ポルテスをとらえられず、4回に入ると勢いが落ちてくる。5回、栗原は猛攻をしかけるが、これをしのいだポルテスが反撃、右を何度も決めた。栗原に余裕は感じられない。
6回、栗原は必死に攻め、左フックでようやくポルテスをグラつかせるが、フィニッシュはできない。7回、栗原は疲れが見えて苦しそう。栗原は最終回も前に出たが、ジャブ、右カウンターをくらうなどヒヤヒヤだった。
栗原は19勝16KO8敗1分。判定がコールされた瞬間、「オレは勝ってない!」と叫んで号泣。マイクを握ると「本当に情けないです。申し訳ございませんでした」と涙した。ポルテスは13勝6KO17敗。日本では通算4敗となった。
◇女子日本アトム級タイトルマッチ6回戦
狩野ほのか(TEAM10COUNT)[3-0(58-56、59-55×2)]モンブランみき(一力)
両者は23年の日本王座決定戦で対戦して狩野の判定勝ち。スタートからみきが仕掛け、長身の狩野が脚を使いながらジャブ、右ストレートで迎え撃った。初回終了間際、狩野がいい返しの左フックを決めた。
みきは2回もプレスをかけ、左フックを決めるシーンもあるが、狩野の右ストレート、左フックがよく当たる。3回以降もみきは前に出てよく手を出すが、狩野が連打をよく決めて試合を進める。最終回は激しく打ち合って終了のゴングとなった。
東洋太平洋王座も保持する狩野は8勝2KO1敗2分。「将来的には必ず世界チャンピオンになりたいけど、ジムには松田選手や和田選手がいてまだまだだと感じている。もっと練習して強くなりたい」と謙虚に語った。雪辱とタイトル獲得に失敗したみきは6勝2KO7敗1分。
◇54.5キロ8回戦
大嶋剣心(一力)[2回2分14秒]石川春樹(RK蒲田)
日本バンタム級2位の大嶋と日本S・バンタム級ユース王座の獲得経験がある石川の対戦。体格で上回る大嶋が左フックで先制するが、好戦的な石川が右を浴びせ、大嶋をのけぞらせる。石川は被弾しても闘志むき出し。パンチの正確性では大嶋が上だが、エキサイティングな立ち上がりとなった。
2回、大嶋の右が決まって、石川のヒザが震える。大嶋がラッシュ、石川も右を決め返して大嶋が後退。しかし大嶋は左フック、右ストレートを決めると、石川が大嶋の体にしがみつくようにダウンした。立ち上がった石川は粘ろうとしたが、乱打でフラフラの状態となり、主審に救われた。大嶋は9勝5KO3敗1分。石川は10勝8KO6敗。
◇65.0キロ4回戦
横内龍也(一力)[3-0(38-37×3)]ディオ・グラント(沖縄ワールドリング)
◇フライ級4回戦
藤田卓(伴流)[3-0(39-37×3)]新開祐好(横田スポーツ)
◇S・フライ級4回戦
高橋秀太(角海老宝石)[TKO1回2分49秒]小林胡太郞(一力)
◇ミニマム級4回戦(東日本新人王戦)
浅井麗斗(一力)[3-0(38-37×3)]阿部大翼(青木)
◇女子アトム級4回戦
守隨あゆみ(TEAM10COUNT)[3-0(38-37×2、39-36)]山田夏冴(セレス)
観衆=870人
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