村田諒太(三迫)らが出場する米国トップランク社主催の22日のイベント「リング・オブ・ゴールド」の公開練習が19日、会場のベネチアン・マカオで行われた。巨大なカジノホテル内の一角にしつらえられたミニ・リング。数百人の観衆の前で出場各選手がインタビュー、そして軽いトレーニングを披露した。
左からメコンツェフ、ゾウ、村田の金メダリスト
ナシメントはシャドーを披露
「ゴールド・メダリスト!」と紹介された村田は「いいコンディションに仕上げられた」と英語で答えたあと、シャドー。同じ五輪金メダリストのゾウ・シミン(中国)、イゴール・メコンツェフ(ロシア)と写真にも納まった。対戦相手のカルロス・ナシメント(ブラジル)は「一生懸命練習を仕上げてきた。当日は驚かせる」と“番狂わせ勝利”を宣言。こちらも黙々とシャドーに没頭していた。
下田も軽快な動きを見せた
また同じリングでマルビン・ソンソナ(フィリピン)との元世界王者対決に臨む下田昭文(帝拳)はトップバッターで登場し、アリ・シャッフルなど軽快な動きを見せた。インタビューで「試合後はマカオ料理を食べたい」と語り、ボクサー人生をかけたサバイバル戦を前にしてもリラックスしたもの。相手のソンソナはミット打ちを行い、スピーディーな連打、キレのあるアッパーを繰り出していた。