現地時間14日、モナコ・モンテカルロのサレ・デ・エトワールでエディ・ハーン氏のマッチルーム・ボクシングが主催するイベントの計量が13日行われた。メインのＷＢＡ・Ｓ・バンタム級暫定王座決定戦は１位ムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）が121.1ポンド（54.93キロ）、13位リカルド・エスピノサ・フランコ（メキシコ）が121.6ポンド（55.16キロ）をマーク。リミットの122ポンドに合格した。

　アフマダリエフ（12勝９ＫＯ無敗＝30）はダニエル・ローマン（米）を下してＷＢＡスーパー＆ＩＢＦ統一Ｓ・バンタム級王座に就いた後、23年４月マーロン・タパレス（フィリピン）に判定負けで無冠。昨年12月ケビン・ゴンサレス（メキシコ）をストップして復帰。ゴンサレス戦がＷＢＡ・Ｓ・バンタム級挑戦者決定戦だったことで同級４団体統一王者の井上尚弥（大橋）を挑発しながら挑戦のチャンスを狙っている。

　エスピノサ（30勝25ＫＯ４敗＝27）は19年４月、ジョンリエル・カシメロ（フィリピン）とＷＢＯバンタム級暫定王座を争い12回ＫＯ負け。２年後ローマンに判定負け。その後１無効試合をはさんで５連勝して明日のリングを迎える。

　セミ格ではＷＢＡクルーザー級３位チーボン・クラーク（英）がレオナルド・モスケア（フランス）と空位の欧州クルーザー級王座決定戦を行う。クラーク（10勝７ＫＯ無敗＝33）は199ポンド（90.26キロ）、モスケアは198.6ポンド（90.08キロ）でリミット200ポンドをクリア。同じリングのＩＢＦ女子ライト級タイトルマッチはチャンピオンのベアトリス・フェレイラ（ブラジル）が134ポンド（60.78キロ）、挑戦者ルシア・ブーデルサ（フランス）が130.6ポンド（59.24キロ）でリミット135ポンドに合格した。