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ビロリアTKO負け 新王者にタマラ

2010年1月24日 19時55分

 22日深夜(現地時間)フィリピンのマニラで行われた王者ブライアン・ビロリア(米)-指名挑戦者カルロス・タマラ(コロンビア)のIBF世界J・フライ級タイトルマッチは、タマラが最終12回TKO勝ちで王座を奪取した。
 ハワイ出身ながらフィリピンにルーツを持つビロリアは戴冠戦となったウリセス・ソリス(メキシコ)戦に続き、2度目のマニラ登場。前半、ボディーブローなど強打でリードしたが、耐えたタマラが9回から反撃に転じ、スタミナ切れの王者は11回、青息吐息のピンチ。最終回、連打にさらされたところで主審がストップをかけた。タイムは1分45秒。
 ビロリアは試合後、控え室で昏倒。救急車で病院に収容され安否が心配されたが、意識が回復し大事には至らなかった。
 この一戦に勝てば、ビロリア(26勝15KO3敗1NC)にはWBO王者イバン・カルデロン(プエルトリコ)との王者統一戦が計画されていたが、実現は困難になった。タマラは21勝15KO4敗。

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