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岡田博喜が圧巻の3回TKO勝ち、日本S・ライト級V3

2016年1月16日 20時49分

 日本国内の2016年開幕カード、日本S・ライト級タイトルマッチが16日、後楽園ホールの「第545回ダイナミックグローブ」で行われ、WBO同級12位で正規王者の岡田博喜(角海老宝石)が暫定王者の中澤将信(帝拳)と“の統一戦”に3回58秒TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。

中澤を激しく攻め立てる王者の岡田(左)

 右親指付け根の骨折で10ヵ月のブランクを作った岡田は初回から躍動した。スピード感あふれるジャブをビシビシと決め、アッパーやボディ攻撃も加えると、早くも中澤の顔面が鼻血で真っ赤だ。中澤はボディ攻撃に活路を見出そうとするが、2回にはパンチで右目じりをカット。迎えた3回、既にダメージのある中澤は岡田の右をモロニくらってグラリ。中澤はここから気力を振り絞って前に出たが、岡田は冷静にパンチを打ち込み、最後はロープ際でアッパーを連打。倒れかける中澤を主審が救った。

 公約通り圧倒的な力を見せつけて防衛の岡田は11勝9KO無敗。中澤は18勝7KO2敗1分。

◇ミドル級8回戦
福本祥馬(角海老宝石)[2-1(78-74、77-75、75-77)]秋山泰幸(ヨネクラ)
 ミドル級ランカー対決は日本3位の36歳、秋山が先制。右ボディブローから積極的に攻めて、日本4位の25歳、福本を守勢に回らせた。福本は中盤から秋山の攻撃を外して、ジャブやワンツーを合わせていき、最終8回には右を合わせて秋山をフラつかせた。クリンチの多い試合ながら、福本は有効打で前に出る秋山を上回った印象。ジム移籍初戦に勝利の福本は8勝6KO1敗とし「今年はタイトルマッチをやりたい」とアピールした。秋山は10勝8KO6敗1分。昨年8月のOPBF&日本王座挑戦失敗に続く連敗となった。

大平をTKOに追い込む阪下(右)

◇51.5キロ8回戦
阪下優友(角海老宝石)[TKO4回1分39秒]大平真史(マナベ)
 日本フライ級ランカー対決。スタートは8位の大平が長いリーチと変則的な動きで、阪下に右アッパー、ジャブ、右ストレートを軽打ながらヒットさせて優勢。出ばなをくじかれた阪下はパワーを生かしてやや強引に攻めると、3回に左ボディブローを効かせて形勢を逆転。4回に右を決め、後退した大平をロープ際でめった打ちにして試合を終わらせた。昨年の最強後楽園ミリオンマッチで黒田雅之(川崎新田)に敗れてからの再起戦に勝利した阪下は14勝9KO6敗2分。大平は6勝2KO5敗2分。

◇S・フェザー級8回戦
緒方勇希(角海老宝石)[TKO8回1分7秒]有馬啓祐(協栄)
 日本フェザー級10位の緒方が初回、右ストレートでサウスポー有馬のヒザを折った。3回には右に加えて左フックもヒット。有馬は前に出るが、緒方までの距離は遠く、守ってはパンチへの反応が悪い。完全に試合を支配しながら攻撃のピッチが上がらない緒方は、6回にボディを打ってからの右ストレートで有馬をキャンバスに送ると、8回に再び右でダウンを演出。最後はストップとなった。緒方は22勝4KO2敗1分。5連敗の有馬は8勝1KO12敗1分。

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