井上尚弥、キムを4回でフィニッシュ 世界S・バンタム級王座防衛、次戦はLVへ
2025年1月25日 0時38分
2025年1月24日 23時25分
24日、東京・有明アリーナのセミでゴングが鳴ったWBOアジアパシフィック&OPBFウェルター級戦は、チャンピオン佐々木尽(八王子中屋)が坂井祥紀(横浜光)に3-0判定勝ち。2王座の防衛に成功した。
4団体で上位にランクされる佐々木(23)がこれまでメキシコ、アメリカで36戦をこなしたキャリア豊富なベテラン坂井(34)と打撃戦で終始激しいペース争いを展開した。
初回、左ジャブを連射した坂井に対し、佐々木が2回、左フックのボディー打ちで崩しにかかる。不倒坂井の腹を効かせて攻略を図る意図が感じられた。
なおもボディーに的を絞る佐々木に対し坂井は右アッパーを武器に迎撃した。4回には佐々木の上下への左フックに坂井が右アッパーを返して白熱。だが坂井は右目が腫れ出してくる。スピードで勝る佐々木は6回、断続的に左ボディーをねじ込んで攻勢を印象づける。8回は坂井の右カウンターが当たり、勝負は終盤へ。
9回、左ボディーを連発した佐々木は意識的にガードを下げてベテランに揺さぶりをかける。それでも左ジャブ、右アッパーをリターンして抵抗する坂井だが、10回は佐々木の強打を被弾して初めてバックステップを踏む。会場を沸かせた佐々木は追撃するも、挑戦者はひるまずパンチを返して屈しない。
11回にも左右連打で追い込んだ佐々木に坂井も右アッパーを決めて踏ん張る。KOを公約した佐々木は最終回も左ボディーから攻めたが、坂井は右を返して終了ゴングに持ち込んだ。公式スコアは116-112、117-111、118-110で佐々木が支持された。
リング上のインタビューで佐々木は「坂井祥紀選手、メチャ強かった。自分よりキャリアが2倍以上あって経験が違った」と敗者を称えた。そして英語で「エニス、ノーマン、スタニオニス、バリオス」と4人のウェルター級王者の名前をあげて「今年中に挑戦したい。日本人初の世界ウェルター級チャンピオンになる」と意気込んだ。19勝17KO1敗1分。渋いファイトで怖いもの知らずのホープを苦しめ、ファンのハートに訴えた坂井は29勝15KO15敗3分。
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