1月度の東日本月間最優秀選手に中野幹士 敢闘・藤田健児、新鋭・田中湧也
2025年1月29日 21時08分
2025年1月29日 11時31分
ライトヘビー級注目の一戦、デビッド・べナビデス(米)×デビッド・モレル(キューバ)の12回戦が今週末に迫った。無敗の強豪同士のサバイバル戦はいったいどんな試合になるのか。昨日のデビッド・ベナビデス(米)に続き、対戦相手のデビッド・モレルJr(キューバ)をクローズアップしてみよう。《試合は2月2日(日)午前10時~WOWOWエキサイトマッチSPで生中継される》
フルネームはオスバリー・デビッド・モレル・グティエレス・ジュニア。1998年1月18日、キューバ中部サンタクララ出身の27歳。アマチュア王国キューバの育成システムで頭角を現したサウスポーは、2016年ロシアのサンクトペテルブルクで開催された世界ユース選手権でライトヘビー級優勝、翌17年のキューバ選手権優勝の実績がある。アマチュア戦績は130勝2敗と素晴らしい。
プロ転向を目指したモレルは18年1月、父、兄とともにボートに乗ってキューバを脱出した。しかし途中で父が遭難しキューバに戻ることに。兄とメキシコにたどり着いたモレルは米国ビザを取得するためメキシコに1年滞在した。米国に入国後は知人を頼ってミネソタ州ミネアポリスへ向かう。19年8月、同地でプロデビューした。
キューバにルーツを持つ著名代理人、ルイス・デクバスがモレルの映像を観て大手プロモーションのPBCに売り込んだ。20年8月、PBCのイベントでレノックス・アレン(ガイアナ)とのWBA・S・ミドル級暫定王座決定戦で大差の判定勝ちを収め、ベルトを獲得したのはプロ3戦目のことだ。続くマイク・ガブロンスキー(米)との防衛戦では170ポンドとS・ミドル級リミットを超過してしまったが、試合はノンタイトル戦に変更され、モレルはタイトルはく奪を免れる。
その後レギュラー王者に昇格し、6度の防衛をすべてストップ勝ちで飾った。V4戦では指名挑戦者アドニス・イェルボスヌイ(カザフスタン)に最終12回残りわずかの時点でKO勝ち。イェルボスヌイが脳内出血で一時意識不明の重体に陥った。5度目の防衛戦はデイビス-ガルシアのセミで行われ、ヤマグチ・ファルカン(ブラジル)に初回KO勝ち。V6戦のセナ・アグベコ(ガーナ)も2回TKO勝ちと、速決パンチャーぶりを発揮した。ちなみにアグベコ戦は有料ケーブルTV「ショータイム」の最終回だった。
モレルもまた、同じクラスの統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)のライバルの1人にのし上がった。しかしベナビデス同様、カネロはモレルとの対決に関心を示さず、話が具体化する様子はない。ベナビデスに遅れること2ヵ月。昨年8月、「リヤド・シーズン」」の米国進出第1弾興行でラディボエ・カラジッチ(米)とWBAライトヘビー級レギュラー王座決定戦を行い3-0判定勝ち。連続KO勝ちは途切れたたが、2階級制覇に成功した。
プロレコードは11勝9KO無敗。身長(185センチ)ではべナビデスにやや劣るものの、199センチのリーチはライバルを凌ぐ。右と左の違いがあるが、ミドル級の名王者カルロス・モンソンを彷彿させると絶賛する識者もいる。スピード、スキル、フィジカルの強さはベナビデスよりも上という見方もある。トレーナーはテキサス州ヒューストンを拠点にするロニー・シールズ氏とタッグを組む。
プライベートではミネアポリスで知り合った女性と結婚し、男児をもうけた。現在は両親もキューバから呼び寄せて同居している。これまで6試合を地元ミネアポリスの会場ジ・アーモリーで行っているが、まさしくモレルにとって第二の故郷だ。
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