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WBCフェザー級戦フィゲロアvs.フルトン 4年ぶりの再戦はどうなる?

2025年1月30日 12時54分

 デビッド・ベナビデス(米)-デビッド・モレルJr(キューバ)のライトヘビー級12回戦のセミでは、WBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米)が元スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米)を相手に防衛戦を行う。《試合は2月2日(日)午前10時~WOWOWエキサイトマッチSPで生中継される》

初戦は接戦の末フルトン㊨に軍配があがった

 フィゲロアとフルトンはスーパーバンタム級時代の2021年11月、それぞれのタイトルを懸けて対戦した。結果はWBO王者フルトンが2-0判定勝ちでWBC王者フィゲロアを下し統一王者となった。公式スコアは116-112が2者に114-114だった。しかし終始アグレッシブな姿勢を貫いたフィゲロアが、ディフェンスを固めながら迎撃、カウンター戦法で対応したフルトンに打ち勝ったとみる向きも少なくなかった。手数のフィゲロア、クリーンヒットのフルトン、と個人の印象によって優劣が分かれる攻防ではあった。

 勝利を断固主張したフィゲロアはその後フェザー級へ進出した。まず22年7月にカルロス・カストロ(米)に6回TKO勝ちで復帰し、23年3月には元WBC世界フェザー級王者マーク・マグサヨ(フィリピン)に判定勝ちで同級暫定王座に就いた。昨年5月、ジェシー・マグダレノ(米)に9回KO勝ちで防衛に成功。そして10月、WBCはレイ・バルガス(メキシコ)を正規王者から休養王者にシフトし、入れ替わってフィゲロアを昇格させた。25勝19KO1敗1分の28歳。

 一方、統一王者となったフルトンは22年6月、元王者ダニエル・ローマン(米)に判定勝ちでベルトを守り、23年7月、東京で井上尚弥(大橋)と4団体統一戦が実現。モンスターの強打に屈し8回TKO負けで初黒星を喫した。昨年9月、14ヵ月ぶりにリングに戻り、フィゲロアがストップしたカストロにダウンを奪われたものの際どい2-1判定勝利を収めて再起を果たした。22勝8KO1敗の30歳。

 両者とも、ここ3年はリングに上がる頻度が年一度のペースに減っている。共通の相手カストロとの試合結果からはフィゲロア有利の予想が成り立つかもしれない。身長175センチ、リーチ184センチのひょろ長い体格の持ち主フィゲロアはスムーズな左右スイッチを織り交ぜて相手にプレスをかけていく万能タイプのパンチャー。井上戦のストップ負け、カストロ戦のダウンシーンから「フルトンは打たれもろくなった」と指摘する専門家もいる。

 だが稀代のテクニシャン、フルトンは2階級制覇に並々ならぬ意欲を見せる。強敵フィゲロアを返り討ちにすれば、再度評価が高まるに違いない。「フルトンにリベンジしてフェザー級でイノウエを待ち構える」と腕を鳴らすフィゲロアに対し、フルトンもこの再戦で名誉挽回を期している。

 初戦は年間最高試合候補に挙がるほどの激戦だった。この第2戦もハイレベルな攻防が展開されそうだ。果たして生き残るのはどちらか。オッズは2-1でフィゲロア、フルトンは1.5倍とフィゲロアが支持されている。

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