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べナビデスがモレルに3-0判定勝ち L・ヘビー級4団体王座挑戦に前進

2025年2月2日 16時37分

 ラスベガスのT-モバイル・アリーナで現地時間1日に行われたL・ヘビー級12回戦は、WBC暫定王者デビッド・ベナビデス(米)がWBAレギュラー王者デビッド・モレル(キューバ)に3-0判定勝ち。WBA王座を吸収し、自身の暫定ベルトを守った。

モレルを痛打するべナビデス㊨  photo/Premier Boxing Champions

 初回に右フック2発をねじ込んだベナビデスは2回からボディー打ちを交えて圧力をかけ、ペースを引き寄せる。サウスポーのモレルは左ストレートを返すがダメージを与えることができない。4回のベナビデスは連打でモレルをロープへ送る。しかし5回、モレルも左右のパンチで逆にベナビデスをロープへ詰め、反撃の狼煙を上げる。

 6回、ベナビデスが左右アッパーカットを軸に重厚なアタック。再びペースを握る。それでもモレルは7回、コンビネーションを返して立ち向かい、試合を盛り上げる。抵抗するモレルに対しベナビデスは強引なレバー打ちを浴びせて打ち勝つ。

 9回、左ボディーからベナビデスが攻勢。左アッパーでアゴをえぐられたモレルは懸命に耐える。踏ん張ったモレルはここでもパンチを打ち返す。

 11回、奮起したモレルがベナビデスをロープへ詰めて連打を見舞う。ブロッキングしていたベナビデスだがモレルに右フックを引っかけられ、バランスを崩してキャンバスに落下。トーマス・テイラー主審はカウントを数える。ところが、再開後もモレルはエキサイトしてラウンド終了後に右フックを放ち、減点1を科された。ノックダウンが帳消しになったかたちになった。

 最終的なスコアカードは115-111が2者に118-110でベナビデスが支持された。

 戦前、モレルと激しいトークバトルを繰り広げたベナビデスだが、「彼がタフなファイターということは承知していた。だからそれに備えて準備を積んだ。ファンがいいショーを楽しんだことがうれしい」と相手を称え、満足そうに語った。

 戦績を30勝24KO無敗としたベナビデスは2月22日にサウジアラビアで再戦に臨むL・ヘビー級4団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(カナダ)とドミトリー・ビボル(ロシア)の勝者に挑むルートが拓けている。サウジアラビアで「リヤド・シーズン」を牽引するトルキ・アル=シェイク長官はベテルビエフ-ビボル2にベナビデスを招待するという。初黒星のモレルは11勝9KO1敗。

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