前王者クルス、同胞フィエロとの激戦制す
2025年2月2日 19時56分
2025年2月2日 17時42分
ベナビデス-モレル戦と同じリングで行われたWBCフェザー級タイトルマッチは、挑戦者で元S・バンタム級2団体王者スティーブン・フルトン(米)が王者ブランドン・フィゲロア(米)に3-0判定勝ち。2階級制覇に成功した。
予想不利のフルトンが本領を発揮して21年11月の初戦に続きフィゲロアを返り討ちにした。23年7月、日本で井上尚弥にTKO負けを喫した後、昨年9月に行った復帰戦でカルロス・カストロ(米)にダウンを奪われてきわどい2-1判定勝ち。フィゲロアがカストロをストップしていることもフルトンには逆風だと思われた。
しかし蓋を開けると、左右スイッチを繰り返しながら強引に仕掛けるフィゲロアをフルトンがコントロールした。フィゲロアが得意とするクロスレンジの攻防でも右フック、アッパーでポイントにつなげる。
5回、フィゲロアは右わき腹打ちなどで反撃を試みる。だが、この日のフィゲロアはパンチを繰り出すたびに体の重心が定まらす、空を切るばかり。フルトンのディフェンススキルの術中にはまってしまう。
劣勢を意識した王者は後半なおも攻め込むが、フルトンはクリンチを駆使しながら巧妙に攻撃を断ち切る。8回、ロープを背にしながらも右を浴びせるなど技巧の冴えを披露するフルトン。フィゲロアは10回、ボディー打ちを連発して反撃したが、終盤も迎撃とカウンターが絶妙なフルトンが支配した。公式スコアは116-112が2者に117-111でフルトンがベルトを巻いた。
「再びチャンピオンの座に就いて気持ちがいい。しばらく勝利をエンジョイして今後のことは来月から考える」と語った勝者は23勝8KO1敗。この試合ではIBFウェルター級王者ジャロン・エニスの父、ボジー・エニス氏がチーフトレーナーに就いた。一方、策がなくスコアカード以上の完敗を喫したフィゲロアは25勝19KO2敗1分。正規王者に昇格して初防衛を飾れなかった。
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