明日24日(月・祝)開催される『PRIME VIDEO BOXING11』(東京・有明アリーナ)の世界バンタム級(リミット118ポンド＝53.5kg)ダブルタイトルマッチ前日計量が23日に都内で行われ、WBC王者・中谷潤人(M.T)が53.3kg、挑戦者6位ダビ・クエジャール(メキシコ)が53.2kg、WBA王者・堤聖也(角海老宝石)が53.5kg、挑戦者4位・比嘉大吾(志成)が53.4㎏で一発クリア。また、119ポンド(53.9㎏)契約10回戦に出場のWBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(帝拳)、前WBOバンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪)はともにリミットの53.9㎏で1回でパスした。photos/Naoki Fukuda

　計量後に顔合わせをした中谷とクエジャールは長時間にらみ合いを続け、終了の合図を受けると中谷が差し出した左拳に応じてクエジャールも左拳を出してタッチ。王者は笑顔を浮かべて報道陣にお辞儀をして会場を後にしたが、挑戦者は両腕で力こぶを誇示し続けた。

　昨日の緊迫感とは打って変わり、和やかなムードをたたえたのは堤と比嘉。フェイスオフでは両者笑顔で何やら言葉を交わし合い、握手した後は互いに背中を叩いて健闘を誓い合った。

　計量をクリアした那須川は、両腕を広げて天を仰ぎ見る恒例のポーズ。マロニーとのフェイスオフを終えて握手を交わすと、日本語で「よろしく！」と声をかけた。

　ダブル世界戦の検診結果は以下の通り。
　　　中谷潤人
体温　35.8℃
脈拍　80/min
血圧 114/87mm/Hg

　　　ダビ・クエジャール
体温　36.0℃
脈拍　64/min
血圧　115/81mm/Hg

　　　堤聖也
体温　35.8℃
脈拍　78/min
血圧　137/105mm/Hg

　　　比嘉大吾
体温　36.0℃
脈拍　56/min
血圧　137/89mm/Hg