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中谷潤人、堤聖也、那須川天心、一夜明けて会見

2025年2月25日 17時05分

 「Prime Video Boxing11」に出場した3選手の一夜明け会見が25日、東京ドームホテルで行われた。

一夜明け会見に臨んだ中谷

 初めに会見に臨んだWBCバンタム級チャンピオンの中谷潤人(M.T)は「最初は狙いすぎましたが、しっかりKOにつなげられたところは“Big Bang”を連想しやすかったのかな」と、新愛称と結び付けて振り返った。昨夜はややラフな印象もあったが、ダビ・クエジャール(メキシコ)を3回一気に2度倒してカウントアウト。とくに2度目の左フックに手応えがあったという。

 試合後はIBF王者の西田凌佑(六島)がリングに上がり、互いに対戦に意欲的な言葉を発した。西田の指名試合の行方によるが、6月に計画する次戦で実現する可能性はある。「現実味が増してきたかな」と中谷は一層やる気になっている。

サバイバルした堤

 続いて、WBAチャンピオンの堤聖也(角海老宝石)が会見を行った。堤は比嘉大吾(志成)との派手な倒し合いの末、ドローで初防衛に成功。「なんとか生き残って安心かな、悔しいけど。序盤中盤と取られすぎましたね」が第一声だった。8ラウンドまでがイーブンなら終盤で勝てるという算段だったが、ジャッジの採点は違っていた。「トライできる場面と、慎重になる場面とがあって歯がゆさが残ります」と、それまでの戦いを反省した。

 9回に喫したダウンはキャリアで初めてだったが、それでも「冷静にやれた」ことは収穫だったろう。比嘉を倒し返した右は「普段の練習で出るようにスムーズ」だった。体にしみ込ませた練習の成果を試合で発揮したことも収穫だった。試合後のリング上では、比嘉に「ありがとう、強かった」と感謝の言葉を繰り返していたという。今後について聞かれると、「強くなるためにも一旦休みたい」と語った。

この日も元気いっぱいだった那須川

 そして前WBO王者ジェイソン・マロニー(豪州)との激闘を制した那須川天心(帝拳)。マロニーのパンチの痕跡を右目周辺にとどめていたが、相変わらず元気で「前回はカットして、今回はアザ。すっかりボクサーになってしまった」と言ったものだ。

 自身の試合映像を見なおした那須川は「めちゃくちゃおもしろかった」という。「いろんな展開があったし、何より楽しそうだった」と笑顔で語った。これには粟生隆寛トレーナーも「楽しそうにやっている表情を見ながら、こっちはヒヤヒヤしましたけど」。

 昨夜はマロニーに右を打たれてピンチにも立ったが、それを乗り越える心身の強さを示した。自ら打撃戦にも身を投じ、「すごくエキサイトした」のも新たな発見だったという。「改めてボクシングは楽しい、おもしろい。また好きになっちゃった」と目を輝かせていた。次戦は6月に計画され、結果次第でその次が世界戦になりそう。

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