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今週末登場のデイビス ベストKO5試合

2025年2月26日 13時38分

 WBAライト級チャンピオン、ジェルボンテ・デイビス(米)の9ヵ月ぶりの試合が間近に迫った。3月1日(日本時間2日)、ニューヨークはバークレイズセンターのリング。デイビスはWBA・S・フェザー級王者ラモント・ローチ(米)の挑戦を受ける。《試合は3月2日午前10時~WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで中継される》

 “タンク”デイビスの魅力は豪快な倒し屋ぶりに尽きる。これまで彼とフルラウンド戦った相手は2人だけ。その一人“ピットブル”イサック・クルス(メキシコ)とのライト級王座の防衛戦でも、KOシーン、ダウンシーンこそなかったもののアリーナを沸騰させるには十分だった。“ボクシングの顔”を自認する男のベストパフォーマンスを振り返ってみよう。

ロメロ戦のデイビス㊧ photo/Amanda Westcott(SHOWTIME)

①ライアン・ガルシア(2023年4月22日・ラスベガス)
 ソーシャルメディア・インスタグラムのフォロワーが1000万人以上といわれる人気者ガルシアとの対決が実現。身長、リーチで勝るガルシアが2回、打ち気になったところへデイビスの見事な左フックが命中。リング中央にガルシアが落下する。6回、ガルシアは右を返して反撃に出たのも束の間、次の7回、デイビスの左が脇腹を捉えると2、3歩後ずさりしてヒザを着き、カウントアウトされた。試合はライト級リミット1ポンド超の136ポンド契約で行われたが、デイビスは135ポンドで計量をパスしていた。

②レオ・サンタクルス(2020年10月31日・サンアントニオ)
 デイビスのライト級王座の防衛戦ながら挑戦者サンタクルスに合わせてS・フェザー級リミット130ポンド契約、2階級王座戦の変則ルールが適用された。メキシコ系住民が多いサンアントニオはデイビスにとりアウェーだったが、出だしから左アッパーカット、右フックがうなりを上げて決まる。4階級制覇王者サンタクルスも左右連打を繰り出すがパワーの差は歴然。6回、デイビスの強烈な左アッパーがアゴをえぐるとサンタクルスは失神してコーナー付近にダイビング。レフェリーはカウントを数える必要がなかった。

③フランク・マーティン(2024年6月15日・ラスベガス)
 デイビスの最新試合。29歳同士(当時)。前評判が高い挑戦者が序盤、左右コンビネーションなどを浴びせて優勢に進める。右目周辺が赤く変色したデイビスだが、徐々に左強打の的中率を高め、マーティンをチャージ。迎えた8回、激しく追い込んでコーナーへ詰めたデイビスが左ボディーで効かせ、左アッパー、右をフォロー。横倒しになったマーティンにフルカウントを聞かせた。

④ローランド・ロメロ(2022年5月28日・ニューヨーク)
 今回のローチ戦と同じバークレイズ・センターに満員の観衆を集めて行われた一戦。その後WBA・S・ライト級王座に就くロメロは体格でデイビスを上回る印象。ややアップライトスタイルから仕掛けるロメロにデイビスは普段よりも慎重な対応を見せる。それでも5回、左を上下に決めたデイビスが6回、隙を突いて左フック・カウンター一閃。顔面に食らいロープ際に崩れ落ちたロメロは起き上がったが、ヒザが震え、ストップされた。

⑤マリオ・バリオス(2021年6月26日・アトランタ)
 3階級制覇を狙ってWBA・S・ライト級王者バリオスに挑戦。さすがのタンク・デイビスも「階級の壁」に苦しむのではと推測されたが、8回、右を頭部に決めてバリオスを倒す。再開後、左強打を見舞って2度目のダウンを奪ったデイビスは一気にペースを引きつける。劣勢のバリオスも左を返すなど抵抗するが11回、左ボディーでまた倒した挑戦者が追撃でストップに持ち込んだ。

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