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S・フライ級も狙う? 激闘から一夜明け、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟ら会見

2025年3月15日 11時12分

 13日のトリプル世界戦のメインカード「世界フライ級チャンピオン統一戦」でWBA王者ユーリ阿久井政吾(倉敷守安)を最終12回TKOに破りWBCとの2冠王になった寺地拳四朗(BМB)が、都内で開かれた一夜明けの記者会見に臨んだ。激闘を振り返るとともに、1階級上のWBC世界S・フライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)への挑戦にも意欲をあらわにした。

寺地㊨とセミで王座を守ったオラスクアガ

 フライ級統一戦で激闘を制しWBCとWBAの統一チャンピオンになった寺地は「本当にユーリ選手は強くて、僕も必死だった。最後は行くところ(勝利)まで行けてよかった」と改めて相手を称え、勝利を飾れたことにホッと安堵の色を浮かべていた。

 33歳になるが、まだまだ年齢的な衰えを感じないと言い、「体の使い方、脳の働かせ方で、どんどん伸ばせる」と年齢的衰えも認めなかった。 

 同じリングで京口紘人の挑戦を3―0判定で撃退したWBO世界フライ級王者トニー・オラスクァガ(米国)との統一戦について聞かれると、「1回やって(勝っている)ので、そこまで自分にとってメリットのある試合ではないのかな」と意欲を示さず。それでも「決まればしっかり仕上げてやる。状況しだい」と語るに留めた。。

 寺地の記者会見の前には敗者阿久井も会見に応じ、「調子もよかったし、昨日だけは拳四朗選手を上回ってやろうと初回から全力で行ったけど、最後にいいのをもらっちゃって……」と悔しさをにじませた。 

 試合直後にコーナーで号泣するシーンが印象的だったが、これは敗北の悔しさから。一部でストップが早すぎたのではないかという見方もあったが、阿久井は「打たれていたから、しょうがないかな。ストップに異論はない」と不満をもらさなかった。

 勝負を分けたのはと聞かれると、「経験と引き出しの差」と答えた。今後については「しばらく休んでから考える。家族と飲む時間を楽しみたい」と、進退についてのコメントは保留した。 

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