3戦目の横山葵海、OPBF奪取 スピードでマグラモに判定勝ち
2025年3月29日 21時23分
2025年3月29日 19時31分
29日愛知県国際展示場の前座で行われたバンタム級8回戦は、WBCユース王者(WBOアジアパシフィックS・フライ級2位、日本4位)の佐野遥渉(LUSH)がナッタポン・ジャンケーウ(タイ)に4回1分29秒TKOで勝利した。
丁寧にフットワークを使いながらリズムを作った佐野は、2回に入るとナッタポンに手を出させて左ボディーカウンター。ワンツーを上下に送るナッタポンに対し、佐野はワンツーをリターンすると3回、足を使うナッタポンに、右から左ボディー、さらに左ボディーから左フックを顔面に返してダウンを奪い、立ち上がったナッタポンに圧を強めて連打。レフェリーが試合を止めた。
佐野(22歳)は10勝5KO1分。ナッタポン(28歳)は13勝9KO5敗。
S・フェザー級8回戦はOPBFライト級10位で日本8位の英豪(LUSH緑)が、WBOアジア・パシフィックS・フェザー級12位でOPBF10位のジェオ・サンティシマ(フィリピン)に79-73、79-73、77-75の3-0判定勝利を収めた。
肩を揺すってフェイントをかけながら左の差し合いで始まった両者。英豪がタイミングを遅らせた右ボディーフックをヒットすると、ここから打ち合いの様相に。しかし、バランスのよい英豪は、ステップバックからサンティシマの入りにジャブのトリプルをヒット。このジャブが試合をしっかりと構成する。
だがサンティシマもなかなかの曲者だ。英豪のアッパーやストレートに対し、鋭いショートの左フックを狙う。右スイング、右ストレートを意識させておいての左フックは怖いタイミングで振られていた。これを警戒した英豪は、右を強く打ちこむことを手控えた。
セコンドに就く力石政法(大橋)の的確な指示に従って、英豪は押し引きを巧みに操っていく。特に間を埋める左ジャブの連打はサンティシマのリズムを切っていたはずだ。5回、右を振り回しながら突進するサンティシマの圧力に、英豪は圧されてピンチを迎えたが、英豪はムキになって跳ね返さず、しっかりと間合いを外して立て直した。右強打に固執せず、力を抜いた左右4連打、6連打もサンティシマにペースを渡さない一助を担った。
英豪(24歳、本名:斎藤英豪)は5勝2KO。サンティシマ(28歳)は25勝21KO8敗。
フェザー級8回戦は、WBO-AP7位、日本9位の岡本恭佑(HKスポーツ)が元IBF1位でOPBF6位のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)を5回1分18秒TKOに下した。
初回、サウスポーのダスマリナスが左ボディーストレートを狙うが、岡本はステップバックでかわし、右ボディーアッパーを狙う。2回、ダスマリナスの左スイングをかわすと、岡本もつられるように右をスイング。そしてダスマリナスの入り際に右アッパーを繰り出すが、右強打を狙いすぎ、左が出ずにリズムが取れなくなる。
ダスマリナスが圧力を強め、岡本にロープを背負わせると左右ボディー連打。岡本の足が止まり始めると、ダスマリナスの左アッパーから右フックのボディー連打が目立ち始める。しかし5回、低い姿勢からダスマリナスが左ボディーを狙う刹那、岡本の右打ち下ろしがヒット。前のめりに倒れたダスマリナスを見て、レフェリーがノーカウントで試合を止めた。
岡本(21歳)は10勝7KO1敗1分。ダスマリナス(32歳)は36勝25KO4敗2分。
◇S・フライ級8回戦
花田颯(KWORLD3)[判定3-0(78ー74、79-73、77ー75)]エロゲ・グラ(フィリピン)
◇50.0kg契約6回戦
入田力斗(ワタナベ)[判定3-0(59ー54、59-54、58-55)]ナタノン・トーンチャイ(タイ)
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
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2025年4月20日 10時36分