「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT34」はあす後楽園ホールで開催される。メインは142ポンド契約10回戦。日本S・ライト級チャンピオンの李健太（帝拳）が前比国同級チャンピオンのリマール・メツダ（比）と対戦する。

　李（９勝２ＫＯ１分）はカーニバルで最強挑戦者の渡来美響（三迫）を撃退して以来となる試合。ＯＰＢＦでは１位、ＷＢＯアジアパシフィックでも２位につけているだけに、メツダとの試合は今後の李を占う意味でも注目される。

　李本人も「しっかりクリアしてゴンテなら（ＯＰＢＦやＷＢＯ－ＡＰも）獲れるぞと思ってもらいたい」と気合を入れている。現在、アジアの両王座は永田大士（三迫）を破ったキム・ジュヨン（韓）が持っている。メツダ（17勝11ＫＯ９敗１分）は負けも多いが、かつては荒川仁人に挑み大苦戦を強いたサウスポー。

　セミでは、ＷＢＯアジアパシフィック・フェザー級王者の藤田健児（帝拳）が韓国王者シム・ハノク（韓）を迎えてＶ３戦。

　フィリピン選手との試合が続いていた藤田（８勝４ＫＯ）にとってはプロ初の対韓国選手、対サウスポーだが、アマチュア時代は何度もサウスポーと対戦している。ＷＢＯ世界ランクも上位（４位）にアップしており、落とせないのはもちろん、中身も期待される一戦だ。シムは12勝６ＫＯ２敗。

　あすはほかに荒本一成（帝拳）がデビュー３戦目でミドル級に下げて中田勝浩（井岡弘樹）と対戦する８回戦も興味深い。いずれもU-NEXTでライブ配信される。