明日14日、名古屋・IGアリーナで開催されるトリプル世界タイトルマッチの前日計量が13日、同会場で行われ、出場する6選手全員が一発でリミットをクリアした。PHOTOS/SUMIO YAMADA

一般ファンにも公開される形となった会場で、大歓声で迎えられた井上尚弥(大橋=世界4団体S・バンタム級チャンピオン)。着ていた特製Tシャツを脱ぐやいなや、客席に投げ入れてプレゼントするパフォーマンスを見せてボルテージを上げた。
見事にビルドアップされた身体は55.2kgとリミットの100gアンダー。同様に素晴らしい肢体で秤に乗ったWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は300gアンダーの55.0kg。撮影用のフェイスオフこそ至近距離で顔を寄せてにらみ合った両雄だが、最初に顔を合わせた際、そして別れ際とガッチリと2度握手を交わし、明日の試合での健闘を無言で誓い合った。

セミファイナルのWBOバンタム級戦は、チャンピオンの武居由樹(大橋)が53.5kgのリミットジャスト。挑戦者1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)は53.4kgと100gアンダー。井上、アフマダリエフ同様に、両選手とも無駄な脂肪ひとつなくこの瞬間を迎えた。
フェイスオフ・イベントでは、当初やや距離があったが、国旗を背に羽織ったメディナがグッと近づく形で顔を合わせた。

WBAミニマム級王座決定戦は、1位の高田勇仁(ライオンズ)、2位・松本流星(帝拳)ともにリミット100gアンダーの47.5kgでクリア。フェイスオフでは目力を入れる高田に対し、ポーカーフェイスで悠然とする松本と、対照的な構えが印象的だった。
また、前座で行われるS・バンタム級8回戦は、前日本王者でIBF6位・WBC10位の下町俊貴(グリーンツダ)がリミットの55.3kg。韓国王者のリー・ハンソルが54.9kgと400gアンダー。日本ライト級王座決定戦は、1位の村上雄大(角海老宝石)がリミットの61.2kg、2位の今永虎雅(大橋)が100gアンダーの61.1kgだった。
なお、試合の模様はLeminoで同日14時40分からライブ配信。このほか全国の映画館では世界戦3試合が17時20分から生中継される。


