May
19
Sunday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

24°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > はじめの一歩トーナメントあす決勝 
優勝候補の渡部大介「一歩に実名で出て有名になる」

はじめの一歩トーナメントあす決勝 
優勝候補の渡部大介「一歩に実名で出て有名になる」

2020年8月21日 15時28分

「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント」決勝が22日、後楽園ホールでゴングとなる。21日に日本ボクシングコミッションで計量とPCR検査が行われ、日本フェザー級4位の渡部大介(ワタナベ)と草野慎悟(三迫)はともにリミットの57.1キロで合格した。

計量に合格した渡部(左)と草野

 このトーナメントに優勝すると賞金100万円のほか、人気ボクシング漫画「はじめの一歩」に登場できる権利が与えられている。一歩にあこがれてボクシングを始めたという渡部は「100万もうれしいけど、はじめの一歩に実名で登場できたらすごく有名になれると思う」と知名度アップに大きな期待を寄せる。

 日本4位だからノーランカーの草野より有利を見られるのは当然。渡部は「予選や準決勝の相手より強くないと言われている草野選手ですけど、逆転で上がってきているので油断はできない。気持ちを引き締めて力の差を見せつけられるように全力で戦います」と宣言。KOにこだわらず判定でも勝利を手にする意気込みだ。

 一方の草野は計量後にスマホを紛失するアクシデントに見舞われた。試合まで外部との接触を断ち、ホテルで一人で過ごすことを考えると時間を持て余しそうだが、「頭の中で渡部選手とずっと戦ってます」とピンチをチャンスに変える決意。

 不利と言われる中、同門の日本フェザー級王者、佐川遼、OPBF・S・バンタム級王者の勅使河原弘晶ら実力者とスパーリングを重ねてきた。計8人のチャンピオンを擁する三迫ジムのサウスポーは「はじめの一歩を取って、ランキングに入って、チャンピオンに近づきたい。相手は思い切り振ってくるので、そこがチャンスになると思う」と番狂わせを誓った。

 セミの56.0キロ契約8回戦には、世界挑戦経験のある日本S・バンタム級4位の和氣慎吾(FLARE山上)が登場。まさかの敗北を喫した昨年10月のジュンリエル・ラモナル(比)戦以来のリングで元ランカーの川島翔平(真正)と対戦する。

 今年2月、2月8ヶ月年ぶりに復帰した元日本ライト級王者の土屋修平(DANGAN AOKI)は橘ジョージ(新宿協栄)とライト級5回戦。3年2ヶ月ぶりの勝利を目指す。

こちらのキャラクターがアバター人形になる

 なお、あすの興行は「はじめの一歩」30周年記念興行として、さまざまな仕掛けが用意された。客席は500人以下に制限した上で、「はじめの一歩」のキャラクターを描いたアバター人形170体が客席に並べられる。

 大会の模様はボクシング動画サイト「ボクシングレイズ」で有料ライブ配信され、漫画作者の森川ジョージ氏が出演し、JBスポーツの山田武士トレーナーとのトークで試合を盛り上げる。また、試合終了後のリングでは、クラウドファンディングで120万円を寄付した人が、その特典としOPBFフェザー級王者の三代大訓(ワタナベ)と記念スパーリングを行う。写真提供=DANGAN
【ボクシングレイズ】https://boxingraise.com/

Related article
関連記事