20日夜後楽園ホールで行われたOPBF女子のダブルタイトル戦は、いずれもチャンピオンが王座を守っている。

メインのフェザー級は、王者大澤あねら(パンチアウト)が同級日本王者の若狭与志枝(花形)と互いのタイトル懸けて対決。開始ゴング直後に出てくる若狭に右を決めてダウンを奪った。が、その後気持ちの強い若狭が激しく抵抗し、試合は女子ボクシングでは珍しい「死闘」が展開された。
技術的には元アマ王者の大澤が上だが、若狭はこれに強い気持ちで対峙し肉を切らせて骨を断つ戦法で被弾しながらもひるむことなく応戦。大澤の的確な連打に顔を腫らしながらも、時おり若狭の右が大澤の顔面を襲う。
しかしガマン比べのような打撃戦は消耗も激しく、特に若狭のダメージはより大きく、最終回に入って間もなく、大澤が連打したところでレフェリー・ストップがかかった。
大澤(22歳)は6月の決定戦で獲得したベルトの初防衛を果たすとともに、若狭の持っていた日本ベルトも手に入れた。

一方セミで行われた東洋太平洋ミニマム級タイトル戦は、和田まどか(DANGAN)が挑戦者ピーヤラック・セーンボーグラーン(タイ)と対戦した。
2回に偶然のバッティングで右目上をカット。このアクシデントで 「前半で試合を終わらせる予定」が狂い、終盤まで試合がもつれ込むことになった。しかし、アマで世界選手権2度銅メダル獲得のサウスポー、和田がジャブを突いて試合を支配し、速い左ストレートもヒットしてポイントを積み重ねた。
タイの挑戦者も時折和田の顔面にパンチをヒットさせ抵抗したが、7回に和田が連打したところで、レフェリーがストップ。和田がこの回45秒TKO勝ちで昨年プロ2戦目で獲得したタイトルの2度目の防衛に成功した。
和田(30歳)の戦績は5戦全勝4KO。敗れたピーラック(26歳)は10勝7KO6敗。


