28日、東京・目黒の志成ジムで会見が開かれ、バンタム級で5階級制覇を目指すと明らかにした井岡一翔(志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館でWBA同級挑戦者決定戦に出場することを発表した。井岡はマイケル・オールドスゴイティ(ベネズエラ)と対戦する。

今年5月のフェルナンド・マルティネス再戦以来となる復帰戦で即チャンスを得た井岡は会見で「プロで初めて2連敗し、応援してくれる方々をガッカリさせたと感じている。バンタム級に上げて5階級制覇を実現することで恩返ししたい」と意欲を述べた。
ミニマム級からスタートし、プロ生活17年目を迎えたベテランは「自分がバンタム級で戦うことは考えたこともなかった」と言う。この階級は現在堤聖也(WBA)、井上拓真(WBC)のチャンピオンをはじめ、特に日本人選手の強豪がひしめくホットな階級。先日の井上拓真-那須川天心戦も観て刺激を受けた様子。
「そういった選手と戦いたいという思いでこのバンタム級に上げた。日本選手が活躍する中で自分が戦うことで、より盛り上がる」と意欲満々。「チャンスをいただけるなら誰とでも」と言いつつも、「誰と一番やりたいかといえば、拓真選手。評価的にも一番高いから」と本音を明かした。
オールドスゴイティ(24歳)は15勝14KO1敗のオーソドックス。ナショナル王者経験があり、唯一の黒星は今年4月リヤドのWBCグランプリのフェザー級戦で判定負けしたもの。井岡は対戦相手について「サウスポー相手の映像を観ただけ」と語り、これからさらに多くの映像を観て大みそかの試合に備えたいという。
■吉良大弥は4戦目でWBA挑戦者決定戦へ
同じリングではライトフライ級ホープの吉良大弥(志成)もイバン・ガルシア・バルデラス(メキシコ)とWBA同級挑戦者決定戦を行う。アマチュアからプロ転向した吉良はここまで3勝2KOで早くもWBA2位まで上がっている。相手のバルデラスはWBA7位で13勝5KO4敗1分の戦績。
吉良は「やっと来たという思いよりは、ちょっと早いなという気持ち。周りからみたら早いなと思われるやろな」と言いつつも、「うれしいけど、世界チャンピオンになってからがスタートと思いたいので、そこはしっかり決めたい」と必勝宣言。
「一番近くて、思い入れのある選手」と名指した現WBA王者の高見享介(帝拳)とはアマチュア時代からの因縁がある。UJ・高校と3度対戦して吉良は1学年上の高見に一度も勝っていないが、判定が割れる接戦だったことから、世界戦でのリベンジの野望を抱いている。
当日の興行タイトルが「SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS 30 streaming on Lemino」とあるように、ここ最近はABEMA TVが配信してきた井岡戦が今回はLeminoプレミアム/ひかりTVの独占生配信となることも決まった。


