デンマークのホープ、バンクが2戦連続で元世界王者撃破 スクールを12回KO

試合情報(日本語)

現地時間31日、デンマークのコリングにあるシドバンク・アリーナにてWBOグローバル・スーパーミドル級タイトルマッチが行われ、チャンピオンでWBO4位のジェイコブ・バンク(デンマーク/167.5ポンド)が元IBF世界同級王者のウィリアム・スクール(キューバ/167.5ポンド)に12ラウンド2分37秒KO勝ちし、王座を防衛した。

約5千人収容の会場で地元のホープ、バンクが2戦続けて元世界王者と対する注目のマッチアップ。序盤はお互いに左を突きながら駆け引きの展開でラウンドが静かに進行、中盤あたりからジャブのヒット率でヤコブがやや優勢に立った。

ところ変わればブーイングも起こりそうな静かな展開だったが、6ラウンド終盤、ヤコブが右をジャブのように当て、続いてコンビネーションを見舞うとスクールが両膝をついてダウンする。ダメージを見せながら立ち上がったスクールに対し、ヤコブが追撃。左のヒットでスクールが再び崩れ落ちた。

7ラウンドのヤコブは慎重にジャブでスクールを追い込む。8ラウンドもヤコブがジャブを中心に有効打数でハッキリと押さえると、その後はディフェンシブに戦うスクールに対して無理に仕留めに行かない。このまま安全運転でフルラウンドを終えるかと思われたが、最終回残り40秒でヤコブはロープに詰めて連打。スクールがこの試合3度目のダウンを喫した。スクールはカウント内に立ち上がったものの、レフェリーは続行を許さず両手を交差し、場内から歓声が挙がっている。

カネロが倒せなかった相手を倒した24歳のバンクは18戦全勝10KO。昨年9月のタイロン・ツォイゲ(ドイツ)戦に続き、元世界王者に2連勝。一方、昨年5月、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との4団体統一戦で敗退して以来の試合だった33歳のスクールは23勝9KO2敗となった。

■ザーレン戦は後味の悪い結末
スーパーミドル級ノンタイトル10回戦は、IBFインターコンチネンタル同級王者で15位にランクされるオリバー・ザーレン(デンマーク/171.7ポンド)がデビッド・ベニテス(アルゼンチン/172.8ポンド)を2ラウンド40秒KOに下した。

当初、ザーレンは元世界ランカーの長身サウスポー、ミカライ・ベシャロウ(ロシア/13勝5KO1敗2分)との興味深いテストマッチが発表されていたが、試合3日前にベニテスに変更したことがアナウンスされている。

お互いに初回からスイッチを繰り返しての主導権争い。2ラウンド早々、もみ合いとなりザーレンがベニテスをロープ際に押し込んだところで左フックを後頭部に当てると、ベニテスはガクンと膝をついて倒れこむ。パワーパンチには見えなかったが、ベニテスは介抱を受ける間も大の字となったまま。ザーレンもコーナーで立ち尽くしたが、数分後にベニテスが立ち上がって終了となった。

ローカルコミッションは、ベニテスの反則勝ち狙いのアピールとして10カウントを数えたと裁定したが、後味の悪い結末となった。26歳のザーレンは19戦全勝8KO。勝利者コールの際も後頭部をさすり続けた31歳のベニテスは13勝5KO11敗。

WBC女子フェザー級暫定王座決定戦はディナ・ソルスランド(デンマーク/125.2ポンド)がアルムデナ・アルバレス(スペイン/125ポンド)に10回判定勝利。ソルスランドが新暫定王者となっている(99-91、100-90×2)。32歳のソルスランドは24戦全勝9KO、43歳のアルバレスは7勝2KO4敗。

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