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訃報 輪島功一と戦ったボッシ逝く

2014年3月24日 8時58分

訃報 輪島と戦ったボッシ逝く(ボクシングニュース)
輪島と激闘を演じたボッシ(左)

 イタリアの元世界チャンピオン、カルメロ・ボッシ氏が23日ミラノで亡くなった。75歳。長らく患っていた肺炎が悪化したと伝えられる。

 アマチュア時代、地元ローマ・オリンピックでウェルター級銀メダルを獲得したボッシ氏は翌61年プロへ転向。65年にイタリア・ウェルター級、67年に欧州同級王者に就いた。そして70年フレディ・リトル(米)に15回判定勝ちで世界J・ミドル級(S・ウェルター級)王座を獲得。これはWBAと当時発足間もないWBCの統一王座だった。初防衛後、71年10月、輪島功一(三迫)の挑戦を受け、2-1のスプリットデシジョンでベルトを失った。東京・日大講堂で行われた試合は輪島が一世一代の奇策カエル跳びで王者のペースをかく乱。接戦ながらボッシ氏は無念の王座転落となった。

 ヨーロッパ・スタイルの技巧派として鳴らしたボッシ氏は輪島戦を最後にグローブを脱いだ。終身レコードは40勝10KO8敗3分。

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