世界王座のKO奪還に成功したWBA世界S・フライ級新チャンピオン、河野公平(ワタナベ)が一夜明けた27日にジムで会見。黒革のベルトを手に喜びを語った。
昨夜は興奮して一睡もしていないという河野だが、この日も「気分は最高」と心地よい達成感に浸っていた。「高橋(智明)トレーナーと練習を繰り返したパンチで倒せてすっきりした」と、デンカオセーンを倒した右カウンターをあらためて解説し“高橋パンチ”と命名。33歳にして伸びしろを信じ、さらなる飛躍を誓っていた。
渡辺均会長によると初防衛戦は指名試合の可能性が高い。試合を観戦に訪れた亀田興毅(WBA4位)については河野自身多くを語らないが、これは亀田がJBC(日本ボクシングコミッション)の処分で国内で活動できない状況を考慮してのもの。河野は「(対戦すれば)いい試合になると思う」とだけ話した。