3階級制覇をかけてIBF世界S・バンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)に挑む長谷川穂積(真正)が4日、神戸のジムで12ラウンドのスパーリングを行った。
長谷川が試合と同じ12ラウンドのスパーを行うのは今回の世界戦がはじめて。これは意外だったが、「本番のリングで経験してますからね」と余裕なのは過去14度もの世界タイトルマッチ体験がそういわせるのだろう。それでも「このしんどい時期に12ラウンドをできたのはたしかに自信になりますね」と、笑顔を見せた。
フィリピン人パートナーとのスパーでは、ガードの修正や、クリンチワークなどをチェック。エネルギッシュな王者マルティネスへの対策をとっていた。ここまでケガもなくジムワークをこなしており、23日の試合に向けた調整は順調のようだ。